本馬場入場時に突然の豪雨に見舞われた阪神競馬場で行われた上半期の総決算・第67回宝塚記念は、2番人気のメイショウタバルが道中2番手から逃げるコスモキュランダを最後の直線で捕らえると、じわじわ詰め寄る1番人気のクロワデュノールの追撃を振り切り、父ゴールドシップとともに史上初の“父仔連覇”を達成した。![]()
2着にクロワデュノール、3着に3番人気のダノンデサイルが入り、1着2着逆ながら大阪杯の上位3頭がここでも上位3着を独占した。
(なお、マイユニバースは3〜4コーナーで疾病を発症して競走中止し、レース後“急性心不全”で亡くなった。)
メイショウタバル騎乗の武豊騎手は前週の安田記念(シックスペンス)に続いて2週連続G1制覇で、自身のG1連勝は06年天皇賞(春)(ディープインパクト)・NHKマイルC(ロジック)以来20年ぶり3回目となった。
今年も“粘る、頑張る、メイショウタバル!”が得意の阪神で躍動した。
パドックは特に何もなかったが、馬が地下馬道に入った瞬間スタンドが突然どよめいた。
突然嵐のような豪雨が降りだし、ゴロゴロと雷も鳴り出しスタンドは慌てて傘を差したり雨宿りしようと場所を移動する人がいた。
本馬場入場はカメラが霞むほど見えづらく、実況も「こんなことは見たことない」と言うほど激しい雨に見舞われた。![]()
しかし豪雨の中でもメイショウタバルは落ち着いて本馬場に入った。
スタートは逃げると予想していたが、コスモキュランダが先頭譲らずメイショウタバルは2番手からの競馬に。![]()
メイショウタバルを見る形でクロワデュノールとレースはコスモキュランダが若干引き離す逃げで1000m通過は60.3秒と淀みない展開に。![]()
3コーナーで後続の馬も一気に差を詰め寄る中、メイショウタバルも逃げるコスモキュランダとの差を縮ませた。
最後の直線で昨年の有馬記念で見せた激走を再びと言わんばかりにコスモキュランダが粘ろうとしたが、ここから競馬界の“トップ”に立つ武豊騎手の手腕の見せ所。
左ムチに右ムチにと一発二発入れる武豊騎手にメイショウタバルもそれに応えてギアを上げ、コスモキュランダを捕らえた。![]()
外から“春古馬三冠制覇”を目指すクロワデュノールがやってきて、大外からはダノンデサイルも飛んできたが、最後はメイショウタバルがクビ差しのいで13年・14年このレース連覇した父ゴールドシップとともに史上初の“父仔連覇”を達成した。![]()
(春古馬三冠=大阪杯・天皇賞(春)・宝塚記念の3レース。全て勝てばボーナスとして3億円がもらえる。)
鳴り止まない“ユタカコール”にガッツポーズで応える武豊騎手。
突然の大雨について武豊騎手は「嫌な気はしなかった。天国の松本(好雄)会長が降らせてくれたかな」といつもの“豊節”でスタンドを沸かせた。
前走の大阪杯では勝利目前に差されてしまって、今回も同様にクロワデュノールが襲いかかってきた時には「今日はやめてくれという気持ちで追ってました」と武豊騎手。
そしてこの勝利は武豊騎手にとっても大きな勝利で、「秋が楽しみになってきたのでは?」という問いに武豊騎手は「胸張ってフランスに行けると思います」と秋の凱旋門賞にも登録しているメイショウタバルに期待を寄せた。
前週の安田記念(シックスペンス)に続いて久しぶりの2週連続のG1制覇について、武豊騎手は照れ笑いしながら「ようやくピークがきたみたいで・・・遅咲きでした」と“舌好調”な豊節でスタンドが笑いの渦に沸いた。
突然の豪雨の中からロンシャンのスタートラインはその目ではっきりと見えた。
この男はやっぱり魅せてくれるわ!![]()
逃げると予想しながらコスモキュランダに先頭を譲ってしまい「これ大丈夫か?」って思ったが、そこはやっぱり豊さんでした。
「競馬は何が起こるか分からないので柔軟に考えよう」とすぐに気持ち切り替えて、シックスペンスで勝った前週の安田記念同様に“番手競馬”からレースを進めた。![]()
だいたいは“先頭逃げ切り”パターンで勝っていたが、今回は“番手競馬”で勝てた、これは何より大きい。
逃げなくても番手競馬で勝てたら、この後のレースでも選択肢が広がるし豊さんにとっても安心して乗れる。![]()
突然の豪雨で良馬場→重馬場になってもこの馬にとっては「やったー!」っていう馬場になって、しかもそれで勝ったならロンシャンの馬場でも対応できるのではと期待してます。![]()
今回カンテレカメラで一番感動したシーンがあった。
マイユニバース騎乗の横山典弘騎手がハグで豊さんを祝福し、これを笑顔で見つめる(メイショウタバルを管理する)石橋守調教師。
競馬学校一期生の石橋調教師、二期生のノリさん、三期生の豊さんと歴史をつないできた“レジェンド”たちが笑顔で祝福するシーンは感動しました。![]()
(写真ないですが)装鞍所でメイショウタバルの調教に付き合った太宰啓介騎手がタバルを祝ったのも良かった。![]()
ジョッキーカメラで豊さんが「(太宰)啓介がいい調教してくれてるから」と太宰騎手を労うところまで拾われていた。
レースに騎乗できなくても調教で騎乗して馬の調子を整えることも大事で、太宰騎手も“チーム・タバル”の一員である。![]()
もしタバルの引退式やるなら太宰騎手もその場にいてほしいね。![]()
そして豊さん、今年の「KEIRINグランプリ」も安泰だな!
(←出たらの話)
MCの坂上忍さんから「ようやくピークがきたみたいで・・・遅咲きでした」発言に坂上さんからどう突っ込んでくれるか楽しみ。![]()
2着に敗れて惜しくも“春古馬三冠制覇”を逃したクロワデュノール。
一週前の調教では(おそらく)これまでで一番悪いのではと思われる内容で、最終追い切りでようやくできた感じと若干不安が残るデキであった。
それでもやっぱり“主役”として無様なレースはできないと、最後までメイショウタバルを苦しめたのはさすがでした。![]()
これは秋国内で走ることが決まっていることもあって、“秋古馬三冠制覇”もあり得るかもしれないです。![]()
ダノンデサイルはまたしても3着に終わり、これでG14走連続3着に。
スタートして最初のスタンド前を通過する時に少し脚をとられるがあったが、最後は上がり最速(35.0秒)でなんとかコスモキュランダを捕らえての3着確保。
重馬場になってもいつもと変わらない走りを見せて、「重馬場でも走ってくれたことは大きい」とトサキント(戸崎圭太騎手)は振り返った。
あとは“展開のあや”ですね。
馬券買う人はダノンデサイルはこれからも入れた方がいいと思います。![]()
コスモキュランダが昨年の有馬記念を彷彿させるような走りを見せたのはビックリした。![]()
まさかレースを引っ張るとは思わなかったが、重馬場になったこともあって横山武史騎手も勝負に出た。![]()
結果は4着と「馬券を買ってくれた人には申し訳ない」と詫びながらも、武史騎手もコスモキュランダもよく頑張った。![]()
道中最後方からレースを進んだタガノデュードが5着。
コスモキュランダとは5馬身差もつけられたが、よく最後方から5着まで追い込んだのは大したものです。![]()
父のヤマカツエースも阪神は走った方なので、今回は大阪杯同様“注”止まりだったが入れて良かったです。![]()
残念なのはマイユニバース。![]()
スタートは順調に出てレースを進めたが、3〜4コーナーにかけてズルズルと後退して競走中止・・・
ノリさんが下馬して鞍を外してその場を離れた後に急に倒れてしまって、“急性心不全”でそのまま息を引き取った。
前走日経賞を勝ってこれからだという4歳馬・・・残念でなりません。![]()
ホントに競馬は何が起こるか分からないものだが、「全馬無事にゴールして全馬無事にお家(厩舎)に帰る」ことが一番大事。
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ノリさんもマイユニバースを乗せたトラックに様子をうかがったという動画があるが、その前に豊さんを笑顔で抱擁するシーンを見てノリさんを批判するヤツがいたようで・・・。
笑顔で勝者を讃えることは当たり前のことで、これのどこでノリさんを批判するのか意味が分からないです。![]()
そんなヤツはこう言いたい。
二度と競馬すな!!!!![]()
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こんなクズ野郎は競馬に必要ないです!![]()
“クリーン”な気持ちで競馬を楽しんでほしいです。
上半期のG1が終わり、これから本格的な“夏競馬”が開幕します。![]()
恒例の“サマーシリーズ”も始まったし、ここから秋に飛躍する馬も出てくるかと思うが、夏競馬も楽しみたいと思います。![]()























