雨予報が一転して曇り空と天気が持ちこたえた京都競馬場で行われた第41回マイルCSは、4番人気のソウルラッシュが先に抜け出した10番人気のウインマーベルを捕らえると一気に後続を突き放し、最後は追い込んだ7番人気のエルトンバローズに2馬身半差をつける快勝で7度目のG1挑戦で悲願のG1タイトルを掴んだ。
2着にエルトンバローズ、3着にウインマーベルが入り、1番人気のブレイディヴェーグは4着、海外から参戦の3番人気のチャリンは5着、2番人気のナミュールは最後の直線でアクション発生して17着に敗れた。
ソウルラッシュ騎乗の団野大成騎手は昨年の高松宮記念(ファストフォース)以来のG1勝利で、ソウルラッシュのオーナーである石川達絵さんは17年菊花賞(キセキ)以来7年ぶりのG1勝利となった。
なお、団野騎手はゴール手前で適切な騎乗姿勢を怠ったとして過怠金5万円が科された。
「種牡馬にさせてやりたい!」という(管理する)池江泰寿調教師の魂の想いがようやく実った。
デビューして6戦は2000m以上をメインに使っていたが、7戦目に初めてマイル戦を使ってから覚醒し、その後は1600m“一辺倒”で現在に至る。
前走の富士Sは休み明けもあって2着に敗れ、その時騎乗していた団野騎手は「乗り替わりも覚悟した」と不安を口にしたが、そのまま継続騎乗になったことについては「嬉しかったと同時に絶対結果を出したい」と強い思いで挑んだ。
スタートはまずまずだったが行き脚がつかず中団のやや後方の位置から競馬したが、しっかり折り合った。
前半600mが33.8秒と平均的な流れの中、ソウルラッシュは馬群の中から前を捕らえにかかった。
直線でウインマーベルが先頭に立つとほとんど並ぶ間もなくソウルラッシュが外から強襲し、そこから一気に後続を突き放す・・・
最後はゴール手前で勝利を確信したのか、団野騎手が立ち上がってガッツポーズして7度目のG1挑戦で悲願のG1タイトルを掴んだ。
団野騎手は前日バーレーンのレースに出走したヤマニンサンパに騎乗し、そこから約10時間飛行機で日本に戻り、着いたらすぐに調整ルームへとタイトなスケジュールで今日を迎えた。
池江調教師は本来バーレーンにいる団野騎手との打ち合わせをしたかったようで、団野騎手から「国際電話だと高いのでLINE登録してください」と言われたが池江調教師は「(LINEは)やり方が難しくて・・・」と結局打ち合わせは当日になったという。
急ピッチな打ち合わせになったが、それでも本来の強さを見せつける走りに池江調教師は「うまくかみ合った」と称えた。
団野騎手は早すぎるガッツポーズについては反省していたが、再びコンビを組んで勝てたことには「最高に嬉しいです」と喜びを爆発させた。
魂のこもった勝利の雄叫びは秋の淀に鳴り響いた。
一昨年のマイラーズCでお世話になって以降ソウルラッシュは出るレース全て本命にさせていただきました。
そしてようやくG1タイトルを掴んだことに「ずっと応援してきて良かった!」と嬉しく思います。
まずはお礼を言わないとね。
団野君、ありがとう!
と、表彰式でプレゼンターの内田理央さんと握手する団野騎手の写真を載せてみる。
気がつけばだーりおは33歳なんだね。
「仮面ライダードライブ」に出演してから10年経ち、ますますキレイなお姉さんになりましたね。
団野君と9歳差なのが信じられないです。
そして忘れてはいけない人もちゃんとお祝いしないとね。
粗品さん、的中おめでとうございます!
三連単で見事的中したけど、よくウインマーベルを拾えましたね!
初めてのマイル戦でどうかと思ったが、この結果で使えるレースも広がってきたからローテがうまく組めそうですね。
ブレイディヴェーグを本命にしないでソウルラッシュを本命にして大正解でしたね。
粗品さんが言ってたことが完璧に当たってと、4番人気はマジで美味しすぎた。
馬自身は「“粗品の呪い”、なんだそれ?」って感じだったでしょう。
自分は2着3着は“ヌケ”だったが、ソウルラッシュが勝てたらそれで十分です。
そして心配なのはナミュール。
レース後下馬して脚をやってしまったかと思ったが、特に異常はなかったことにホッとしてます。
おそらくこのレースが“ラストラン”になるのではと思うが、とにかくあまり無理しないでほしいです。