GW終盤を迎え家族連れのお客さんも多かった東京競馬場で行われた第29回NHKマイルCは、2番人気のジャンタルマンタルが好スタートから先団を見る形でレースを進め、直線で一気に後続を引き離して2着に2馬身半差をつける快勝で昨年の朝日杯FS以来のG12勝目を挙げた。
2着に1番人気のアスコリピチェーノ、3着に10番人気のロジリオンが入り、3番人気のボンドガールは直線で挟まれる不利を受けて17着に敗れた。
ジャンタルマンタル騎乗の川田将雅騎手は昨年の朝日杯FS(ジャンタルマンタル)以来のG1勝利で、これで2014年(桜花賞:ハープスター、エリザベス女王杯:ラキシス)から11年連続G1勝利となった。
“最優秀2歳牡馬”のプライドを背負い、得意のマイルで再び輝きを放った。
高速決着となった皐月賞から中2週・・・
その反動を不安視していた川田騎手だったが、「常に“千六の馬”と言ってきましたので、千六に関しては絶対的な自信を持ってます」と断言した。
朝日杯FSを制して“最優秀2歳牡馬”に選ばれ、1800mと2000m使って負けてともどかしい結果が続く中、得意のマイルなら巻き返せると思った(管理する)高野調教師はダービーの優先出走権を掴んでる中この馬の“適性”を優先してここへやってきた。
先に出走を決めてたアスコリピチェーノに川田騎手は、「2歳牝馬チャンピオンが出るということばかり取り上げられる中で、この馬(ジャンタルマンタル)も2歳チャンピオンですからこの馬にふさわしい競馬をしようと思いました」とどっしり構えて迎え撃つことにした。
抜群のスタートを決めるとすぐさま「馬のリズムに合わせて」とハナに立たず先団を見る形でレースを進めた。
ジャンタルマンタルの内にはアスコリピチェーノがいて、アスコリピチェーノを蓋する形で3〜4コーナーを迎えると「“もう負けることはないな!”と思った」と自信は“確信”に変わった。
アスコリピチェーノが内で揉まれる中、ジャンタルマンタルは外から一気に脚を伸ばして突き放した。
その走りは朝日杯FSを思い出したかのように強い走りを見せて、“最優秀2歳牡馬”の貫禄を見せつけた。
皐月賞から中2週というタイトなローテ、それも高速決着からの反動がどうかという不安もある中での快勝劇に、川田騎手は「素晴らしい走りができる馬」と愛馬を讃えた。
これでマイル戦は3戦負けなしとなったジャンタルマンタルに川田騎手は「日本で一番マイルに強い馬になってくれたら」と期待を寄せていた。
さらなる進化を遂げた“最優秀2歳牡馬”は次のステップへと駆け上がる。
やはりこの馬はマイルに走らすと強いですね。
血統見れば“長距離向き”と思ったが、血統で判断するのはダメですね。
現状はマイル路線で固めるつもりだが、どこか2000m使ってみるのもいいかと思うがな。
アスコリピチェーノはちょっと可哀想な競馬になってしまった。
終始ジャンタルマンタルに蓋されてと厳しい競馬になり、
挙げ句の果てには内に進路取ろうとしたがマスクオールウィンが内に入り、これがボンドガールとキャプテンシーの進路を妨害してしまいアスコリピチェーノもつまづくシーンが見られた。
この時はマスクオールウィンにマジでイラッとしたが、スローVTR観た時にアスコリピチェーノのルメール騎手が強引に行こうとしたらボンドガールとキャプテンシーの進路を妨害したという形だった。
ジャンタルマンタルの川田騎手はアスコリピチェーノを抜け出せないよう外でマークしてと、まるでマイルCSでグランアレグリアをマークするアドマイヤマーズみたいなレースをした。
これは川田騎手がうまく乗ったと褒めるべきです。
強引に行こうとしたのはちょっといけないことですが、それでもつまづきながらも2着を確保できたことは大したものです!
4歳時のマイルCSを勝ったグランアレグリアみたいにもう少し我慢の競馬ができていれば結果は変わっていたかもしれなかった。
これはホントに可哀想でもったいない競馬になりました。
一応予想は的中したが、G1になると本命馬がなかなか勝てないですね・・・。
高松宮記念から今回のNHKマイルCまで6戦して2着がなんと5回という惜しい結果が続いてます。
次のヴィクトリアマイルは絶対1着になってほしい!