全国各地で一足遅い桜の開花宣言が出された中、阪神競馬場で行われた第68回大阪杯は、3番人気のベラジオオペラ(緑帽)が道中2番手からしぶとく脚を伸ばし、最後は外の2番人気のローシャムパークと内の11番人気のルージュエヴァイユ(オレンジ帽)との競り合いを制してG1初制覇を飾った。
2着にローシャムパーク、3着にルージュエヴァイユが入り、1番人気のタスティエーラは11着に敗れた。
ベラジオオペラ騎乗の横山和生騎手は一昨年の宝塚記念(タイトルホルダー)以来のG1制覇で、管理する上村洋行調教師はこれがG1初制覇となった。
大苦戦を強いられていた“4歳世代”に希望の光が灯った。
(3歳限定や障害を除く)これまで24の重賞で4歳勢が勝ったのは僅か5つ。
(京都金杯:コレペティトール、愛知杯:ミッキーゴージャス、根岸S:エンペラーワケア、シルクロードS:ルガル、中山牝馬S:コンクシェル)
G2以上の重賞はまだ勝ってなく、「今の4歳勢は弱い」という声もたくさん出た。
そんな逆境をはねのけたのは昨年のダービー4着馬・ベラジオオペラだった。
昨年のチャレンジCを勝って、京都記念2着からここへ挑んだが、コンビを組んだ横山(和)騎手は絶対負けられない気持ちで挑んだ。
昨年のダービーでタイム差なしの4着とあと一歩のところでビッグタイトルを逃し、相当悔やんだ。
「この馬で絶対大きいところを獲る!」と強い思いで挑んだ横山(和)騎手はいつもより前目の2番手で競馬した。
強力な逃げ馬がいない中で展開が遅いと見たのか、向こう正面で中団の後方にいたローシャムパークが捲るように上がり、ベラジオオペラと並走する形になった。
1000mが60.2秒とペースが流れ、迎えた最後の直線で逃げ込みを図るスタニングローズを捕らえるベラジオオペラに外からローシャムパークがじわじわと差を詰める・・・
最後は内からルージュエヴァイユも突っ込んできたが、チャレンジCで見せた勝負根性で最後まで抜かせず欲しかったビッグタイトルを掴んだ。
レースを終えた後、横山(和)騎手は愛馬を讃えて「やったぞ!」と何度もガッツポーズした。
昨年のダービーで悔しさを爆発させたが、今度は喜びを爆発させた横山(和)騎手。
「ダービーの悔しさをずっと忘れられなくて、今回は絶対この馬と一緒に勝ちたいと思っていたので、勝てて最高に嬉しい」と興奮冷め止まないままインタビューに答えた。
騎手時代に08年スリープレスナイトでスプリンターズSを制した上村洋行調教師はこれがG1初制覇。
目の病気を患いながらも手術で乗り越え、重賞10勝の成績を残して14年2月に騎手を引退して、池添謙一騎手・池添学調教師の父である池添兼雄元調教師の調教助手を経て18年調教師になって6年で掴んだG1タイトル。
ダービーからずっと組んでいる横山(和)騎手は「先生にはずっとお世話になっているので、馬はもちろん上村先生や厩舎スタッフの皆さんに恩返しできたことは嬉しく思います」と感謝の言葉を口にした。
ようやく掴んだビッグタイトルだが、横山(和)騎手はベラジオオペラのことを「良く言えば軽いが、悪く言えば緩さがまだ残っている」とまだまだ成長途上の段階だと思っている。
全国各地で遅い桜の開花に“4歳世代の逆襲”がようやく幕を開けた。
え~・・・まずは謝ります。
ベラジオオペラ、疑ってごめんなさい!
ホントにずっと気になって気になって本命をローシャムパークかベラジオオペラかどちらかで迷ってしまい、最終的にはローシャムパークにしたが・・・
ホント〜にごめんなさい!
結果的にベラジオオペラが勝ったが、ソールオリエンスが7着でタスティエーラが11着と4歳勢はかなり波の激しい結果になった。
掲示板に4歳勢はベラジオオペラのみで、さっきの2頭に加えてハーパーは13着でミッキーゴージャスは14着と4歳牝馬はズタボロの結果に・・・。
やはり4歳勢の強さにはまだ疑問の残るところがあるが、少なくともベラジオオペラは一歩抜け出した感はありますね。
今の4歳勢で信頼持つならリバティアイランドとベラジオオペラ、これからの結果次第ではドゥレッツァも信頼していいかと思う。
ベラジオオペラは次どこに出るか分からないが、次は真価が問われるレースになりそうです。
ローシャムパークは向こう正面で捲った時は「えっ!?」と思ったが、あれはやって正解でした。
あのまま後方にいたら脚余って掲示板に載るのが精一杯の結果に終わっていたかもしれない。
これだけの力があればG1も勝てそうと分かったので、これからも注目したい。
ルージュエヴァイユは昨年のエリザベス女王杯で2着と頑張った実績残しているので、11番人気はかなりおいしいオッズでしたね。
レースのスローVTRでベラジオオペラを見つめてるルージュエヴァイユが観れたが、騎乗した菅原明良騎手が最後めっちゃ悔しそうな表情(?)も見れた。(←最初の写真を参考に。)
菅原騎手は春の天皇賞でブローザホーンに騎乗予定なので、今回は“消し”でしたが春天はお世話になるかも?
昨日の「競馬BEAT」は華やかでした。
久しぶりの長澤まさみ、降臨!
大阪杯の“プレゼンター”としてやってきて、頭7分と僅かな時間でしたがいつも以上の華やかさに目をキラキラして観てました。
シャンプーハットの恋さんがゆっかー(菅井友香)と長澤さんに挟まれるって・・・うらやましすぎるぞ!
てつじさんも隣に長澤さんがいると内心めっちゃテンション上がっていたでしょうね。
ちなみに長澤さんの本命はタスティエーラでした。
PATで購入したというタスティエーラの単勝。
馬のイラストに「マー」っていうのがめっちゃ気になるが・・・。
タスティエーラは残念な結果だったが、また関西のG1でプレゼンターを務める時はまた「競馬BEAT」に出てきてほしいです。
ちなみにタイトルにある“4歳世代、逆襲の幕開け!”はレース実況してたカンテレの石田一洋アナがベラジオオペラが勝った後に言って、これが結構いいなと思って使わせていただきました。😅