【不安障害15】認知療法 その2:自分の問題を理解してみる(整理する) | パニックと私 *心のおもむくままに*

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前回は、ネガティブな認知を客観的な目で見て、ネガティブな認知へのとらわれを軽くすることを目指す治療法「認知療法」を紹介しました。
前回のお話 URL2 【不安障害14】

というわけで、まず最初に自分の問題はなになのか・・・にきづきを入れたいと思います。
私がいっつも参考にしバイブルとしているのは・・・
日本認知療法学会理事長 医学博士 大野裕(おおの ゆたか)さん
 「 うつと不安の認知療法練習帳 」 や 「こころが晴れるノート」です。

ポイントは・・・◎であげた5つ。
書き方がわからない時は、それぞれの質問に答えながらやってみてくださいね。



◎環境の変化、生活状況
 ・最近、環境や生活に大きな変化がありましたか?
 ・去年1年間で一番大変だったことは何ですか?過去3年、5年、あるいは子供の頃なら?
 ・昔からの悩み事や、今現在のトラブルはどうですか?例えば、差別や嫌がらせなどは?


◎身体反応
 ・今悩んでいる身体症状は?活動力の低下、食欲減退、睡眠障害などはありますか?不整脈、胃痛や発汗、めまい、息切れ、痛みなどの症状はどうでしょう?


◎気分
 ・感情や気分を一言で言いあらわすと、どうなりますか?悲しい、ピリピリしている、腹が立つ、うしろめいたい、恥ずかしいなど・・・


◎行動
 ・変えたい、改善したいと思っている行動がありますか?職場で、あるいは家庭で。友人関係で、あるいは自分ひとりのことについて。


◎思考
 ・激しい感情にとらわれている時、自分についてどう思っていますか?他の人については?将来についてはどうでしょう?
 ・やりたいこと、あるいはやるべきだと思っているのにできないことがあるなら、それはどのような考え方のためですか?そのように考えている時、頭の中に浮かんでいるのはどのようなイメージですか?どのような思い出ですか?



私の過去の例をとってみます。



私は「パニック障害」であることを勤務先である小児科に公表し、勤務していました。入った頃は、初めてパニック発作を起こしたのが駅ということもあってか、電車に乗るのが怖く、公共交通機関を使うときは、必ずといっていいほどお腹の調子を崩していて、ひどいときは吐き気に襲われていました。当初は電車に乗るときや乗った時、逃げ出せないような場所にいると症状が出ていて、長くても30分以内には治まり、その後なんの抵抗もなく生活できていました。

ある日、病院でお腹が痛くなり、強い吐き気に襲われました。結局1時間以上も続き、その日は早退させてもらいました。それ以降、「吐き気」に対する苦しさと「吐いてしまったらどうしよう」「他の人に迷惑をかけてしまった」気持ちが強くなり、「吐き気」があると発作を繰り返すようになりました。

症状は、「吐き気」に対して「パニック発作」を起こすようになってしまいました。 吐き気があると「吐いてしまうのでは」「吐き気の時の気持ち悪さに襲われるのが怖い」という思いから、食べることを避けるようになりました。ただ体がもたなくなるという気持ちもあったため、ムリをして少し食べる⇒気持ち悪くなる⇒吐き気がひどい⇒パニック発作を起こすという悪循環に陥っていました。 自分の意識が、自分の体調の変化にだけ敏感に反応するようになり、少しでも異変を感じると不安になり、不安が不安を呼び、パニックに・・・の状態になっていました。



◎環境の変化、生活状況
 ・私の仕事はパートであり、収入が少ない
 ・一緒に働いている人は収入制限があり、代わりを頼むのは難しい。
 ・去年一年間で一番大変だった事は、吐き気に対する恐怖に対応できず、パニック発作を頻発させていた。
 ・今現在(その時)のトラブルは、吐き気に対応できず、気持ち悪さが苦しくて仕方ない。
 ・次こそ本当に吐いてしまう・・・と怖くてたまらない



◎身体反応
 ・胃腸症状(吐き気、胃痛など)
 ・食欲減退
 ・疲れやすい
 ・頭痛
 ・めまい


◎気分
 ・恐怖
 ・パニック
 ・悲しい
 ・情けない
 ・不安
 ・恥ずかしい
 ・うつ状態
 ・焦り


◎行動
 ・外出したい気持ちはあるが、外出を控えるようになった。人ごみを避ける
 ・出勤時に体調が悪くならないように、空いている時間は体を休めることに集中した。ひきこもり。
 ・気持ちに余裕がなくなり、趣味から遠ざかった。意欲低下。
 ・両親の年齢、自分の将来を考え、パートより常勤(正社員)で働けるように転職活動を始めた
 ・吐き気の事が頭からはなれず、仕事に集中できない。
 ・すべてを完璧にこなそうとする


◎思考
 ・クビになる
 ・ダメな人間だ
 ・人に迷惑ばっかりかけている、使えないヤツ
 ・吐いたらどうしよう
 ・今度こそ、本当に吐いてしまう
 ・人前で何かしでかしてしまうんじゃないか
 ・助けてくれる人がいなかったら・・・
 ・以前できていたことが、こんなにもたくさんできないことばっかりになってしまったのか
 ・休んでしまうと、収入が減って、両親に迷惑をかけてしまう
 ・食べる=吐き気が起こる
 ・お腹が痛くなる=吐き気がくる
 ・吐き気が出てくると、何かが起こる
 ・お金がない
 ・もう治らない
 ・他の人はみんないきいきしているのに、自分は何をしているんだろう
 ・何もかも放り投げてしまいたい



というような感じです。

私の場合は、不安障害の1つでもある「嘔吐恐怖」が一番強い問題のようです。
吐き気がひどいといっても、実際には、ほとんど吐くということはありません。

なぜ、ここまで「吐く・吐き気」が怖くなったのか・・・を思い返してみました。

大学生になるまでは、吐き気に対してそんなに気にもしてなかったんですが、大学時代に吐き気があった時に、ものすごく怖い体験をしたことがあるからです。実際吐いてしまったのも、小学校に1回だけで、高熱を出したときだけでした。 それが、大学時代に体験した出来事をきっかけに、頭の中で「吐き気=怖い、恐ろしい」と強く紐づいてしまったみたいです。




というわけで、次は「回復へのカギ」を見つけていきたいと思います。


【不安障害16】へつづく・・・

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