こんにちは。そろそろでかい青物が釣りたい芋焼酎です。



釣り関係の雑誌をみると、世間ではキハダマグロとかいうのがブームらしい。

そんなでかいのはボートで釣れそうもないのでさすがにいりませんが、間違ってカツオとか釣れないかねぇ・・・。

メーター級のシイラでもいいな。





そんな大物が意外にも接岸してきそうな場所、それは福浦です。

ちょっとボートで頑張れば水深100m近くになるのは福浦くらい。

東京湾の観音崎あたりでそんな水深のあるところまで行くと、モロに航路なのでNG。

他のボート釣り場でもそうですが、ボートで行けるのはせいぜい水深30m~50m程度まで。

福浦は、例外中の例外なのですね。




ハリス・ナイロン12号6mの仕掛けを自作しました。

ホタ針10号、一本針仕掛けです。

針のチモトはエポキシ樹脂で固めます。

これですっぽ抜けることはありません。



福浦、エトーボートさんは頼めば真鶴駅まで迎えに来てくれます。

ありがたいですね。

真鶴駅からボートのある腰掛海岸までは、バスはないし、歩くのは不可能な距離。

神様仏様エトーボート様です。




ただし、東海道線の始発電車で行っても、真鶴駅到着は06:05。

車で早く来た客でボートがなくなっちゃうんじゃないかと心配でしたが、話によると、真夏はあんまり客がいないから大丈夫との事。

そうなのか。



ちょっとドキドキしながらエトーさんの車で海岸に着くと、なるほど、乗船名簿に名前の書いてある先客は2組のみ。

よかったー。





6:30頃出発。




今日はあまり波風がなく、曇り空。


ただし予報では雨もあるそうな。


確かになー、あの分厚い雲は雨雲だよな~というのもありましたが、青空になると暑くて死にそうなので、このくらい曇っていて雨が降らないとベストなんだが。

まあ、濡れてもすぐ乾く服装だからいいや。






名勝、三ツ石を望む。








定置網の沖のほうまで頑張って漕ぎます。

お客さんが少ないので、今日のボートは割とマシなヤツです。

ちょっとフナムシが多いけど。

オール受けの金具もばっちりです。



頑張って定置網の沖側、水深80m~90mのあたりまで来ました。

PEが少し斜めに出るので、PEの色を数えると100m近くでます。




今日は長潮、干潮が6:16(もう過ぎた)、満潮が14:40(そんな遅くまでいない)という潮まわりですが、なんだかけっこう流されます。



カツオの棚というのは上から20mくらいなんだそうですが、反応なし。

たまーに魚探の反応が水深40mくらいのところにでることがあるので、水深40mあたりを探ると、なにやら餌が取られます。

なんだろう?





気合と根性で、餌取りのかすかな反応を捕えてアワセます!

なんだろう・・・?



正体は小サバちゃんでした。




がっくり。

こいつらか。

これは相手してもむなしいぞ。




小サバを集めていれば、小サバを狙ってきた大物が釣れるのかもしれませんが、あまりにもなかなか釣れない釣りは面白くない。

最初は坊主上等とか言っていましたが、そろそろ飽きました。

この時点で8:30頃。

釣れない釣り、漕いでいる時間を除くと正味は1時間も釣っていません。

ええ、根性なしですね。





沖から戻って定置網の連なっているブイのすぐ近くです。

定置網周辺、魚探の反応もよく、ときどき魚の群れがちらほら映りますが、どうせ小サバだろうな。

戯れに仕掛けを底まで落としてみると・・・おお、すぐに小気味よいアタリがありました。





おわー、赤いぞ。

慎重にタモですくいました。



福浦、季節外れのアマダイが釣れるとはきいていましたが、ホントに釣れました。

びっくり。

真夏の幽霊じゃなくて真夏のアマダイです。







引き続き、定置網のブイの近くを狙います。

赤い矢印がブイ。

定置網の沖側から、石切り場方面をみたところ。




このブイにはぶっとい海中ロープが沖に向かってまっすぐ伸びています。

このロープに仕掛けを絶対ひっかけないように、うまくボートを操縦しなければなりません。

ブイとブイの間はけっこうせまい。

ボートがロープの上を通らないようにするのはなかなか大変。



ボートは右手側(石切り場方面)から左手方向に、定置網と平行に流されます。

右にあるブイからスタート(仕掛けを投入)して、左に接近してくるブイの海中ロープを超えないように仕掛けを上げなくてはなりません。


けっこう難しい。



私がボートに、竿を置く三脚台を持ち込んでクーラーボックスに固定しているのは、このためなんですね。

仕掛けが着底したら2m程度巻き上げて、三脚に竿を置きます。

(竿先はボートの後ろから外に出ています。)


ボートをバックで漕いで、ホバリング状態。


アタリがあったらアワセて、電動リールを早めに巻き上げます。



・・・じわじわと左のブイが接近してきます。

もしも巻き上げが間に合わないようでしたら、再度、竿を三脚に置いてオールで後ろ方向に漕いでホバリング状態を保ちます。


ボートが海中ロープの上に差し掛かる前に、仕掛けを回収してセーフ。





アマダイ、追加です。





9時半ごろから、石切り場方面からの風が強くなってきました。

ボートの流されるスピードが速すぎます。

こりゃあ、ダメだ。

せまいブイの間を攻めるのは断念します。







定置網と石切り場の間のエリアに移動します。



水深70m~80mくらい。



石切り場方向からの風が、ボート屋さんのほうから沖に向かって吹く風にだんだんと変化します。

風は吹いたり止んだりしていますが、一投ごとにかなり流されるので、いちいち漕ぎ戻るのが大変。

道糸もかなり斜めになります。






定置網の真横あたりでメバルの一荷。






いいかげん風も強まってきたので、そろそろ帰ります。


急に強くなる風ではなかったものの、それでもボートが流されるので、かな~り釣りにくい。


福浦、アンカリング禁止なので流し釣りしかできないので、風と早い潮は苦手です。






ちょうど12時に上がりました。

そして帰りはまた駅まで送っていただきました。

エトーボートさん、どうもありがとうございました。





雨がぎりぎり降らなかったのはラッキーでした。

都内は場所によってはけっこう土砂降りで、川崎あたりもかなり降ったらしい。

風があるのがうらめしかったが、雨が降らなかったので良しとしよう。







<本日の釣果>





アマダイ×3。

メバル×3。

アマダイは最大で35cmでした。




-----ここから翌日の日曜日の話。------------------





アマダイは妻子のリクエストにより、全部昆布しめ。

メバルもお刺身です。




アマダイの昆布しめ。

1.5匹分なのは、息子の親友F君(娘の彼氏でもある)のお家におすそわけで行ったから。

F家でもアマダイの昆布しめ、好評だったようです。


塩でしめた後、バーナーで皮を炙ってから酢と昆布で2時間寝かせました。





メバルのお刺身。

ポン酢でいただきます。




うまい福浦の幸でした。


アラの味噌汁も、魚の脂でじんわり濃厚。

激ウマでした。



そんなわけで、福浦の赤物釣り、御馳走様でした。

げっぷ。