配属された教室は
同じ会社の他の教室と比べて
生徒数が少なめなところでした
なのでいきなり生徒を倍以上にして
生徒数1位なんて目指せません
まず何かで1位を取ろうとするけど
難しい項目が多かった
そんなとき始まった秋期講習
夏期や冬期に比べると短く
学校の長期休暇と重ならないけど
大事な講習です
塾長になったのはちょうど
夏期講習が始まるころで
前任の塾長が夏期講習のカウンセリングや
プログラム作成をほとんどしていたので
この秋期講習は
実質自分が完全に担当する
初めての講習でした
確か受験生だけの
全教室の平均授業追加数みたいなものが
ランキングになった
対象生徒1人ひとりに
どの科目が何回必要か
生徒や保護者とカウンセリングしたり
講師と相談したり
自分で考えたりして
納得のいくプランを立てて
生徒と保護者に提案しました
その通り提出してもらえれば
嬉しいのですが
減らして提出されることもあります
提出締切まで
ランキングの中間発表が何回かあるのですが
7割くらいの生徒が提出した時点で
結構良い位置にいたんです
トップ5には常に入っていたと思う
締切日まで上位をキープし
何回か1位になっては
2位や3位になって
最終結果で1位を取れるのではと
期待が膨らむ
そして迎えた締切日
全教室の数値が見れたんですけど
ギリギリのところで
2位になっていました
その日のうちに
数値が増やせれば良いんですけど
自分の教室はもう
対象生徒全員分提出されていて
ここから増やすとなると
提出済の生徒に追加してもらうしかない
でもどうする?
そしたら
その日の授業で
この子にはこれが必要だっていうプランが
ちょうど出てきて
それをこなすための授業回数の追加を
その場で保護者に電話してお願いしたんです
必要な理由などをきちんと説明して
電話で承諾を得ました
その結果
最終的な平均回数のランキングで
1位を取ることができたのです
自分的には
必要な科目を必要な分だけとってもらって
押売りしたわけじゃないので
満足だし
達成感
努力したら結果出るんだな
そうやって初めての1位を掴み取った
生徒のためにも
頑張るけど
とにかく認められたいという思いで
仕事をしていたと思う