③で書いた
講師として授業を担当するという話の続きです










学校の先生になりたいと
思ったこともあるし


大学生時代のアルバイトで
講師をしたこともあるくらい
(塾長をしていた塾とは関係ない)
勉強を教えることは好きでした






結局教員は目指さず
免許は取らなかったけれど



今考えてみれば
学校の教師は
わたしのメンタルでは務まらないや









それは置いといて




わたしはゴリゴリの文系でして

高校では英語科だったこともあり
理数系の科目をあまり選択しなくても
良かったんです







中学生のころから数学が得意ではなくて

できることなら避けて通りたかった




数学の中で唯一数Iだけ必修だったんですが

授業中に指名されて問題を解かされたとき
分からなさすぎて泣いたという
謎の経験があります


悔しかったのか

それとも周りが助けてくれようとして
助言をくれているのに
答えられないのがやるせなかったのか


よく分からないけど
なぜか泣いた




まあそのくらい
数学には抵抗があって


必修以外の数学は
一切選択しなかった






塾で働いて知ったけど

高校で数Iしか履修しないのって
珍しいみたい


数Aとか数IIくらいまでは
文系でも履修してた人多かったな








わたしの高校では

数学を避けて選択できる科目って

英語系とかフランス語だったかな






それで大学も英語系に進んだので


理数系としばらく縁がなかった







社会人になって

中学生までは
何でも教えないといけない環境に置かれ



禁断の科目
数学と理科にまた触れることになる






これが結構ストレス






前述しましたが
勉強は好きなので
学び直すということだけなら

ストレスでもないし
むしろ楽しい






しかし教えるとなると話は別







教える前に
完璧にしておかなければいけない

気が済まない




そうしなければお金を払って
塾に来てくれている生徒に申し訳ない










私自身今まで塾に通ったことはないので

学習塾ってどういうものなのか

あまりイメージは無かったけれど

漠然と

勉強のできる人が勉強を教えてくれるもの

とは思っていた












しかし目の前の現実は

理数系が得意ではない先生が
理数系の授業をしている
(自分のこと)









これっていいの?

大丈夫なの?


いや予習はするし
勉強してから臨むから

授業はなんとか成り立ちますけど


お金払って来てもらってるんですよ?







なんて

当時は会社に疑問を投げかけていた




心の中でね










授業中どうしても分からなくて
教えられないなってなったときも

上手く生徒に声かけして
問題を進めてもらっている間に



誰かに聞いたり

調べたりして


大体はうまくいっていた













英語なら高校生にでも
予習せずに教えられるくらいには
自信あったのにな









そもそも塾長なので
どの講師がどの生徒を担当するか
すべて決められるので


自分に理数系をあてないようにすれば
いいのだけれど



やたら文系の講師が多いときとか

どうしても理数系の子が余るときとか


何かしら自分に回ってくるパターンはあるので
避けきれなかった









あとは講師たちから

この塾長
自分に英語の担当しか割り振らんやん

みたいに思われたくなかった



なんのプライドなんだか












社員の出社時間は13時くらいからで
最初の授業は17時前くらいからだったかな


できるだけ完璧にして授業に臨みたいので

出社してからなにかとすることはあるんですけど



特に予習が必要なときとか
心配な時は


出社してから授業までのほとんどの時間を
予習にあてた







塾長としての仕事もおろそかにしたくないのに





でも生徒のためなら仕方ない








授業を無事終えられたらほっとするし

1日が終わったらやり切った感あったな







まあこんなことも

精神的に崩れる原因には
加担していたんでしょう