2022年12月 パパの病気が分かりました

闘病中は自分の心を整理する為に

そして健忘録の為にブログを書いていました

パパは約8カ月の闘病の末 旅立ちました

いま振り返ってみると

少し違って書いてしまっていたり

書いてなかった出来事や症状もあると思うので

記憶にあるうちに振り返りながら

書き留めておきたいと思います

2023年2月25日

約束をした介護の練習

何よりもパパへ触れられる距離で会える

パパに会えるのがとても楽しみだった

 

初めて病棟の奥へ案内される

病室ではなく広い処置室のような部屋

病室からベットが移動されてパパが待っていた

1月4日に入院してから

パパに会うのは診察の時

荷物を届けに来た時(遠く離れた場所で)

パパに触れる事なんて出来なかった

手は拘束のミトンを付けられていて握れない

声をかけて頬に手を当てる

 

あぁ…私はずっと

パパに触れたかったんだと実感

 

でもパパに会って

一瞬時が止まった感覚

私が認識していたよりもよくない

 

凄い寝たっきり…

凄い悪い…

 

10日前にパパと会っている

その時は眠りが深いって感じと思った

4日前は遠くからだったけど会っている

開けにくそうにだけど

目を開けてこちらを見ていた

 

なのに…この時のパパは

眠っているという感じではなかった

朦朧としているというのかな?

時々目をうっすらと開けて

片手をあげて眺めるように上げる

でもパパの意思が感じられない

何回も声をかけて

やっと時々「はい」と答えてくれる

 

残された時間は数日なのかな?

連れて帰る事なんて出来ないかも知れない

そんなように感じた

 

看護師から

「必要な事を纏めてあるので良く読んでください」

と介護についてまとめた資料を渡された

介護に必要な事が細かく分かりやすく

細分化されイラスト付きで書かれていた

体の向きを変える、経鼻経管の扱い…

この資料を作るだけでもとても大変と思う

 

病棟の看護師の方々はいつも忙しい

それなのに看護の練習で通った3日間

必ず一人、看護師の方が私に付いて

ご指導いただいた

 

自宅介護は難しいと言われていたのに

連れて帰りたいという私の希望を

叶えてくださる為に

こんなにしていただいて本当に感謝しきれない

 

看護師さんの動きを見学しながら

少しだけお手伝いのような事を

させていただいて…

 

この時初めて現実に気が付く

自身で動かそうと意思の無い腕や足を

上に持ち上げる…重く…びくともしない

私、自分は力ある方だなんて思っていた

自分が甘かったガーン

 

面会禁止だった事もあって

看護師さんがパパをケアしてるところ

見た事もなかった

 

この時パパは85キロ

横を向かせるなんて至難の業

 

看護師さんから

力ずくで動かさないように

腰を痛めないように

私の姿勢が大事と教えられる

しっかり足を開いて腰を落としてと

何回か実際にやって見せてくださった

 

1日目は、ほとんど見学

経鼻経管の準備の説明を受けて

歯磨きの練習と少しだけ

歯をスポンジで拭いたぐらい

 

最後に看護師さんの気遣いで

15分程2人で過ごした

約2か月ぶり夫婦の時間を貰った

眠っているパパ

そして一方的に話す私

言いたい事、伝えたい事が溜まってる

 

あれ?でも、いつのも二人かな?

いつも私が沢山話してパパが聞いていた

私はいつもおしゃべりで少し情緒不安定

それをパパがいつも穏やかに聞いてる

 

私、これからどうすればいいんだろう…?

いろいろな思いが私の心の中を巡った

 

実際に色々な事を

私が実践するのは2日目以降…