2022年12月 パパの病気が分かりました
闘病中は自分の心を整理する為に
そして健忘録の為にブログを書いていました
パパは約8カ月の闘病の末 旅立ちました
いま振り返ってみると
少し違って書いてしまっていたり
書いてなかった出来事や症状もあると思うので
記憶にあるうちに振り返りながら
書き留めておきたいと思います
2022年12月13日
私達家族はパパの異変に気が付く
2022年12月19日
様子をみていたけど
やっぱりおかしい
近所の脳神経外科を受診する
2022年12月20日
大学病院受診
原因が脳腫瘍であると知る
2023年1月5日
生検手術
ステロイド治療開始
2023年1月12日
水頭症発症→シャント手術
ステロイドの効果得られず
生検の結果が出て神経膠芽腫と診断
2023年1月20日
抗がん剤・放射線治療を開始
同時にリハビリも行う
2023年1月23日
水頭症を再度発症
2023年1月24日
シャント再建手術
2023年1月25日
すぐに抗がん剤・放射線治療を再開
予定していたアバスチン延期
2023年2月9日
アバスチン初回
2023年2月15日
MRI撮影
抗がん剤と放射線治療をして3週間
効果が得られているのか?
膠芽腫と診断された時に医師は
抗がん剤や放射線治療は
ほとんど効果が得られない病気
と言っていた
だけど…ほんの少しだけ期待をしながら
医師の話を聞いた
病院では2週間ごとに
MRIを撮っているとの事で
治療を始めてから1週間目の画像と
3週間目の画像を比較する感じで
医師の説明を受ける
「腫瘍の大きさは変化が無い
大きくなっていない」
今までとても早かった進行を抑えられている
抗がん剤と放射線治療の効果が出ている
という事だと説明を受けた
良かった・・・
少しほっとした
医師の説明は続く
「腫瘍の大きさは
抑えられているのですが」
画像の上をマウスがぐるっと動いて
この辺り…と
腫瘍の位置は左側の脳室寄り
そこから脳室の壁に沿って
白くモヤモヤとした部分が広がって
反対側の右脳室も淵に沿って
白く濃くモヤモヤとした部分が広がっている
神経膠腫、膠芽腫
医師からの説明の中に
浸み込むように進行する
と言う表現があった
脳という複雑で繊細な機能
よく分からない
脳についての図鑑や本を買ってみたり
何度も何度もPCで検索した
その中に必ず書かれていた事
浸潤性…周囲の脳に滲み込むように広がる
腫瘍の増殖を抑えられている
抗がん剤と放射線治療の効果が出ている?
2週間前の画像と見比べて
確実にモヤモヤは増えている
さっきは少し効果があったと喜んだのに
効果があったとは言えるのかな?
どんと気持が沈む
診察の時はいつもパパも一緒に聞いていた
でも診察室にパパが来ることは無かった
もう支えられても歩く事はできないようで
車椅子に乗せる事も大変で難しい状況と
病院はコロナ対策で全面面会禁止
パパに会えたのは診察時に同席する時だけ
なのにパパは来なかった
パパの体はどんどん動かなくなっている
原因はこのモヤモヤした部分
明らかにそして広範囲に増えている
今日はもう会えないなと諦めていたけれど
診察後、医師が気を使ってくださって
少しだけ病室へ行く許可をいただいた
眠っているパパ
大きな声で呼んでも
肩を揺すっても
眠りが深く、ずっと眠っている
なかなか目をあけない
何度も呼びかけてやっと2・3回
「はい」と返事をして
数秒間瞼を開ける程度だった
放射線の後遺症で
おでこは赤く瞼は腫れていた
頭は所々大きく丸く髪が抜けて
赤っぽく痣のようになっている
看護師は放射線が終われば
腫れは引いていくと言っていた
だけど…
とても痛々しく見えて
胸が苦しかった
会えない様子を見れない
どんどんパパは動けなくなっていく
私は何をすればいいんだろう
もしパパが状況を理解したならば
何をしたいと思うのだろう
私達家族がパパの異変に気が付いてから
ちょうど2か月が経っていた