2022年12月 パパの病気が分かりました

闘病中は自分の心を整理する為に

そして健忘録の為にブログを書いていました

パパは約8カ月の闘病の末 旅立ちました

いま振り返ってみると

少し違って書いてしまっていたり

書いてなかった出来事や症状もあると思うので

記憶にあるうちに振り返りながら

書き留めておきたいと思います

自宅介護の準備に取り掛かって

すぐに病院の退院支援の看護師から

電話をもらう

 

ご主人はもう終末期になるなので

いずれ入院する事になるから

受入れてくれる病院を早めに予約

したほうがいいという内容

理解しているつもりだけど

やっぱり言葉で言われると厳しい

 

だけど私も考えていた

自宅に連れて帰りたい

自宅介護するなんて言ったものの

家に連れて帰って1日・2日で

「やっぱり無理!!」

なんてなったらどうしよう?

 

でも出来ないと投げ出して

どこかに入院させてしまうと

抗がん剤を断念する事になってしまう

それは避けたい…だけど自信がもてない

 

看護師も早めに予約が必要と言っていた

病院を選ぶのは早い方がいいよね

 

最初に考えたのは病院から紹介された

「医療施設型ホスピス」

調べてみると自宅からは遠い

電車を乗り継いで3・40分くらい

無理だな・・・と思った

 

大学病院通院の為に

2週間おきに入退院をさせてくれる

そんな病院あるのか?

近隣の緩和ケア病院を探して

病院を決めて直接聞いてみよう

 

自宅の近くには緩和ケア病院はいくつかあって

最初は一番近い病院にと思った

私は車が運転できない自転車で行けるところ

 

自転車で約10分

全室完全個室

室料1万5000円

 

大学病院ではベット差額のかからない病室

に入院させていただいていた

 

医療費+室料

一月の費用を計算して…無理だなと思う

緩和ケア病院は

費用がかかるんだという事を知る

 

自転車で約10分

全室完全個室

室料なしの部屋もある

コロナ対策の為全面面会禁止

 

室料なしの部屋がある

でも、面会禁止はありえない

少し距離を広げる

 

自転車で約20分

コロナ対策の為に面会は

事前に届け出た3名まで

 

子供たち3人と私

枠が3名では足りない

 

入院している大学病院も

全面面会禁止の状況

大学病院退院後はでも少しでも多く

子供達に会わせたい私も会いたい

どの病院もコロナ対策で面会に制限がある

 

諦めかけたところに

少し離れた場所に1件だけ

気になる病院を見つけた

 

ベット差額なしの4人部屋あり

コロナ対策の為に面会は

1日30分2人まで(親族に限る)

 

1日2人までだけど

日にちを変えれば子供達も義父も弟も

30分は面会できる

自転車で30分かかるけど

雨の日は電車とバスを乗り継げば行ける

 

この病院しかない!と思った

急いで退院支援の看護師に連絡して

対象の緩和ケア病院に連絡してもらった

 

看護師から折り返しの電話がきた

「緩和ケア病院に連絡をしたところ

 院長先生から直々に電話がありました

 病名を聞いて

 今すぐにでも入院してはとの事でしたが

 奥様の要望を伝えたところ

 一度会って話しませんか?

 とおしゃっています

 院長から電話がくるなんて事は

 普通は無くてこんな事はじめてです

 驚きました」

 

入院予約をしてもらい面談の日程を決めた