庭先が雑草に覆われたりするように、人の心にも雑草が覆われたりします。小さな雑草を放置していると、いつの間にか成長し日差しを遮り大切な花をも枯らしてしまうものです。心に宿した無知という雑草、妬みという雑草、悩みという雑草、病という雑草、これらも放置していると成長してしまい、日の当たらない生活へと追い込んで行きます。そして、大切な花さえも雑草と見間違い、雑草と一緒に摘み取る事になって仕舞うのです。全ての雑草を摘み取ってはいけません、空虚さに苛む事になるからです。少しは残っていても雨風から身を守る盾になる事もありのです。毎日少しずつ生えては伸びる雑草を、毎日少しずつ摘み取る、こんな作業が生きてる証なんだなと思うのです。