ソメイヨシノ満開の日の句会。 | imokoの「葛飾の花散歩」

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今日は、朝早くから、強い風が吹いています。

春疾風」(はるはやて)という季語がありますが、そんな暴風です。

ここ2、3日で満開となっている桜、大丈夫でしょうか。

 

おととい日曜日の午後の句会は、満開の桜をのぞむことができる、いい

花日和。

桜まつりのイベントにも、大勢の人が出たようです。

 

会場の会館の庭のソメイヨシノ、なかなか見事でした。

この日は、青空がみえていました。

 

 

会館の入り口。

チューリップが笑っているよう。

 

 

会館の会議室のある3Fから見下ろす風景も、すてきでした。

 

 

出席は、5名。

あとの2名は、出席できず、出句のみ。

7名×4句=28句。

 

兼題は、「ぶらんこ」でした。

ふらここ」、とも「鞦韆」(しゅうせん)とも言い換えられます。

ぶらんこ、といえば、黒澤明監督の「生きる」のワンシーン。

余命を知った主人公(志村喬さん)が、ブランコに腰をおろして、

命短し恋せよ乙女~と「ゴンドラの歌」をつぶやくように、くちづさむ

名場面。

ぶらんこは、今迄の自分の人生を振り返るための大事な役割でも

ありました。

 

 

 

 

白内障の手術、片目を終えたばかりのMさん、頑張ってきてくださって、

熱意に感激。

その彼女が、全体で最高得点でした。

 

     ぶらんこや 揺れて映画のワンシーン     M子

 

もっとも、彼女がイメージしたのは、小津安二郎監督の「東京物語」だった

そうですが。

 

それでは、私の句。

 

     旅立ちは風にまかせて 花筏(はないかだ)  imoko

 

     春愁や 遺影の君の若きこと                     imoko  

 

     ふらここや 小さき座席は赤ペンキ                  imoko

 

 

トキワマンサク

ベニバナトキワマンサク(紅花常盤満作赤花常盤満作)とも。

会場の近くで、ピンクの紐のような細長い花がついた目立つ大木

が……。

なんだ、なんだ?……

枯葉がついたまま黄色の花を咲かせる「シナマンサク」(支那万作)は

お馴染みだったのですが。

マンサク科トキワマンサク属

 

 

 

 

 

 

ナガミヒナゲシ

花が小さく、オレンジ色が少し褪せている印象のこの花。

あちこちで、顔を出していました。

今どきのこの花は、咲き始めのせいか、ちょっとひ弱な感じがします。

果実が細長いことからこの名前がつけられたそうです。

蕾の形、面白いです。

 

 

 

 

原産は地中海沿岸、ケシ科ケシ属の1年草でポピー(ヒナゲシ)と同じ

ケシの仲間。

ヒナゲシに似てますが、ヒナゲシよりも花が小さめで、色が薄め。

道端に多く生息することから雑草扱い。

 

繁殖力が強く関東地方から瀬戸内海沿岸地方を中心に、日本全国へ

分布範囲を広げています。

道路沿いでよく見かけるのは、車のタイヤや人の靴にくっついて

種が移動するためだとか。

素手で茎を触ったり折ったりすると、手がかぶれるおそれがあるので、

注意。

 

ツツジ(躑躅)

いろんな種類のツツジが、あちこちで咲きはじめていましたが、

今年いちばんはじめに、満開を見たのが、この種。

学校の通り沿いに、ずらっと一列……。

 

 

 

さして大きくもなく、ちいさくもなく……。

色があざやかで、まさに、圧倒のツツジでした。