寒い三連休。 | imokoの「葛飾の花散歩」

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小さな椿が、とても魅力的です。

花がいっぱいついていて、かわいい姿です。

 

 

いよいよ、今日から3連休ですね。

今日は天皇誕生日

空を見上げると、どんよりしています。

23日の東京は最高気温が5℃の予想で、この冬一番寒い日

なる可能性があるといいます。

関東の平野部は、雪交じりで、すでに真冬の寒さ。

 

洗濯が乾きにくい日々が続きそう。

ダウンコート、しまわずにいましたが、再びの出番のようです。

 

水仙たち

 

日本水仙

このところ、日差しに恵まれていませんが、この2、3日で、

場所を広げて、存在感を見せてくれる一群が……。

 

 

 

 

 

 

 

倒れかかっている姿もあちこちで見ますが、個々の咲き具合は、

植えられた場所によって、だいぶちがうようです。

 

 

ペーパーホワイトもしっかり、まっすぐ伸びていました。

タゼッタ(房咲き)水仙の一種で、真っ白で、とてもきれいな水仙。

 

 

 

別名は、白花水仙。

ヒガンバナ科スイセン属です。

 

 

房咲きの日本水仙も、まだきれい。

 

 

 

植え込みに、風で種が運ばれてきたのか、咲いているノゲシの姿が。

 

ノゲシ(野芥子)

荒れ地や道端、土手、畑のあぜ、人家のまわりなどに自生し、雑草の雰囲気が

ありますが、ヨーロッパ原産で世界各地に広まったそうです。

キク科ノゲシ属の植物の一種で、タンポポに似た花ですが、タンポポにあらず。

 

 

 

背がひょろっと高く、ケシという名前がついていますが、葉っぱが似ている

だけで、まったくケシとは別系統。

とりわけ素敵な花とは感じないのですが、このノゲシに魅せられた絵本作家が

いました。 

 

絵本作家甲斐信枝さん

数年前、NHKで放送された「足元の小宇宙」でとりあげられました。

この野に咲くノゲシをとてもかわいいとおっしゃって、野っぱらに

寝転がり、長い時間をかけて、描かれている姿が、目に焼き付いています。

甲斐さんは1930年生まれの現役の絵本作家で、改めて調べてみると、

去年の11月30日に老衰で亡くなられたようです。

93歳でした。

 

 

絵本「のげしとおひさま」は、福音館より出版されて

います。

紹介文によれば……。

 

カエルやアリなどのように「自分もどこかに行きたい」と願う

“のげし”のお話。

のげしはどこにも行くことができず、大好きなおひさまに相談します。

太陽はわたしを一生懸命吸い込めばどこかに行けると言ってくれました。

 

そのとおりがんばって太陽の光を吸い込んだのげしは…というお話。

 

さて、この絵本、図書館で探してみましょうか……。

番組では、野原の草と会話しながら、花の前に座って納得いくまで、

5、6時間も描き続けていらっしゃった甲斐さんの姿が。

その慈愛、やさしさに、心打たれましたし、甲斐さんの表情、

お人柄がとてもすてきでした。

 

わたしなど、美しい花を撮るといっても、秒から、分で移動して

しまうのですから。


 

絵が上手な方って、いいですよね。

わたしは、子供の頃は、うまいほうだと思っていたのですが、やがて、

苦手と感じるようになってしまいました。

動物を描いたら、違う動物と思われるくらいの、ヘタ。

褒め上手な先生に出会っていたら、あるいは、絵が得意になっていた

かも……そんな想像をしてみますが……。