北海道をのぞいて、全国梅雨入りしましたが、とはいえ、長い時間
降ることがない東京です。
曇天、ときどき雨がぱらつく、といった感じ。
ふと晴天がのぞいたときは、「梅雨晴」「梅雨晴間」「梅雨の晴」とかいう
季語で表現されます。
わずかな晴れ間をぬって洗濯したり、外出の予定を立てたりと、予想が
あたったり、はずれたり……そんな、ちょっとドキドキの日々。
ボタンクサギ (牡丹臭木)。
遠目で見ると、濃い紅紫色に、淡いピンクのお花が覆っているような
ツートンカラー。
なかなかおしゃれです。
ボタンクサギの花期は夏から秋にかけての7月~9月。
花期になると、枝先に花序を出し、淡い紅紫色の小さな花を
多数咲かせます。
別名は、ベニバナクサギ、ヒマラヤクサギ。
シソ科クサギ属。
原産国は中国。
日本への渡来時期は不明。
花びらは、開花時は幅広く、だんだんと外側にめくれて
幅細になっていきます。
牡丹のような咲き方をしているからと、この和名が。
葉っぱを揉むと 臭気あるので、クサギ。
クサギという呼び方よりも、芳香を感じさせる名前にして
あげたかった。
夏椿(シャラの木)。
スーパーの駐車場に、3,4本の夏椿がありますが、今年は、余り
花をつけていません。
でも、他の通りでも見つけました。
この白い花は、開花期は6月~7月頃で、ツバキに似た花径5〜6cmの
5弁花を咲かせる落葉高木。
透け感のある白い花は清楚なイメージ。
花は短命な一日花で、花首から自然に落ち、花がらが木にいつまでも
残らないため、綺麗な姿を保つ、潔い花です。
ツバキ科ナツツバキ属。
原産地は日本の本州から九州にかけて。
お釈迦様が最期を迎えるときに、この木の下によこたわったというのが
沙羅双樹。
日本では、その沙羅双樹はほとんどみることができないので、この夏椿を
沙羅双樹に見立て、植えられています。
そんなこともあって、とても厳かな雰囲気を醸し出しています。
タイサンボク泰山木 (たいさんぼく)。
あれ、まさか……うれしい出会いでした。
いつもだったら、高い木の葉っぱに埋れるように咲いています。
写すのは、至難の技。
また、花が開いている時に出っくわすことも、そうないんです。
わたしの背を1メートルほど越したくらいのところに、蕊をみせて、
咲いていました。
蕾もありますね。
開花時期は、6月~7月。
モクレン科モクレン属の常緑高木。
モクレンというと春に開花するモクレンを思い出しますが、
タイサンボクは夏の花。
梅雨空に似合います。
大きな白い花からは、優しい香りがするそうです。
マグノリアの仲間。
一般的に「マグノリア」という名前で香水などの成分として
使われるのは、このタイサンボクだそうです。
北アメリカの東南部原産。
明治初期に日本へ渡来。
背丈がかなり高くならないと、花は咲かないそうです。
花の形を、大きな盃(さかずき)に見立てて「大盃木」、
それがしだいに「泰山木」になった、とも。
これもモクレン?
モクレン科と思うのですが、紅紫色の大きな花の蕾を発見。
モクレンの仲間の「ガールマグノリア スーザン」に似ていますが、
果たして……。
花の名をわかる方、教えてくださいね。
ガクアジサイの萼の最後。
おととい、クイズ番組を見ていたら、ガクアジサイが枯れると、
花びら(萼)はどうなるか、という問いがあって、地面に落ちる、
裏返る、のどっち?という選択でした。
「裏返る」のが正解でした。
昨日、確認してみましたら、確かに、花びらがひっくりかえって
いました。