イマジン。 | imokoの「葛飾の花散歩」

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シナノマンサク(支那満作、支那万作)

遠目には、枯葉が枝に丸まってついているような、うらさびれた

ような木が一本、近くの4階建て共同住宅の庭にあります。

よくみれば、その葉っぱに隠れるように、黄色の縮れたひも状の

花びらが……。

シナノマンサクです!

ここにあったのを、すっかり忘れていました。

 

 

 

 

なんだって、多くのマンサクのように、葉っぱが落ちないのか。

落ちていれば、この花がもっと美しく引き立つのに……埋もれたまま、

だれからも忘れられたまま……。

 

マンサク科マンサク属の落葉小低木花。

萼片はあずき色。

「マンサク」は日本原産で、葉が小さく、秋には落葉するのにくらべ、

「シナノマンサク」は中国中部原産で、葉が大きく、春の花期まで葉が

枝に残ります。

調べてみたら、枯葉を落とす離層がないそうなんですね。

 

マンサクは、いち早く春の訪れを告げる花木なので、開花期が

早いことから「まず咲く」や「真っ先」が変化したという説や、

枝いっぱいに花を付けることからマンサクとする説、花の様子が

豊作を祈って踊る姿に似ているためマンサクとする説などがあります。

いずれにしても花のない時季に際立った黄色い花を咲かせるの

ですから、縁起がよい豊作に通じる植物なんですね。

縁起がいい草木なんですから、もっとありがたがってあげよう……。

 

 

24日、ロシアが、ウクライナに侵攻

連日、トップのニュース。

地下シェルターに避難して肩を寄せ合う市民たちの姿をみると、胸が痛く

なりますね。

避難10万人、死者198人(子供3人含む)。

プーチンさん、いくら、緩衝地帯として、ウクライナを確保しておきたいと

いっても、あまりに乱暴なやり方ではないでしょうかね。

NATOに加盟したがった現政権を排除したかったことはわからないじゃ

ないですが、プーチンさんが宣言していた軍事施設の爆撃だけ、という

ことにとどまらず、民間人も巻き沿いをくっているのです。

多くの死者が出ている現実。

これは、一方的な戦争。

 

今朝の新聞の折り込み。

ジョン・レノンの「イマジン」の英語の歌詞と和訳が載って

いました。

プーチンさんをもはやとめられないにしても、世界の、あるいは、ロシアの

市民が声を上げてくれれば、様子は変わるかもしれません。

イマジンの動画を見ていたら、震えるような気持ちになり、涙が

とまらなくなりました。

 

 

 

 

素心蝋梅(ソシンロウバイ)の実

蝋梅もそろそろ終わり。

これからは梅だと思いながら、キョロキョロしつつ自転車で走

らせていると、マンションの横のひっそりした植え込みに、

白っぽい花が点々と……。

近づくと、なんと、蝋梅!!!

まだ花もつけています。

 

ソシンロウバイ(シロバナロウバイ)。

花びらの縁は、少し枯れ色になってきていますが、その花のそばには、

干からびた繊維のような組み籠に包まれたような実がついていました。

なんか、かっこいいデザイン。

包んでいる楕円形の果肉が落ちてしまえば、乾燥して筋だけになるそうな。

遠目ではミノムシが枝先にぶら下がっているように見えます。

 

 

 

 

 

一口メモ。

ロウバイは、マンサク科マンサク属の落葉小低木花で、

バラ科のウメとは関係がないんですね。

繊細な花弁の様を蝋細工のウメに見立てたという説が有力。

中国中部を原産とするロウバイの一品種。

日本へ渡来したのは明治時代。

 

思いがけない場所でロウバイを発見し、近くで、その実を

じっくり見ることができて、わくわくしました。

香りはかすか……。