秋というとコスモスですね。
ブログ友達の記事の一面コスモス畑の写真をみると、とても
うらやましくて……。
国府台にある江戸川河川敷にいくと、ないわけではないのですが、
コロナ禍で電車に乗るのを控えているので、今は想像するのみ。
散歩連れのご婦人や子供らが、コスモス畑を楽しんでいるかしらん。
今年は、玄関先の植え込みや植木鉢で、チラ見です。
さて、そのコスモスですが、「秋桜」と書きます。
今や、浸透している当て字なんですが、秋桜をコスモスと読むように
なったのは、実は、さだまさしさんが、昭和52年、山口百恵さんのために
つくった大ヒット作「秋桜」から。
曲のタイトル「秋桜」を「コスモス」読ませ、歌詞の中でも「秋桜」と
表記して「コスモス」と読ませたのが始まりでした。
それまでは、秋桜を「コスモス」と読ませた例はないんですね。
その逆もなし。
もともとの「秋桜」「秋さくら」は、サクラ草?
嫁ぐ娘が母を思う気持ちを歌った歌で、当時の山口百恵は18歳でした。
コスモスは、実は明治のはじめごろに“渡来”した外来種。
それ以前に日本には存在していなかったのですから。
原産地はメキシコ。
白、ピンク、赤の3種類がありますが、品種改良により、キバナコスモス、
チョコレートコスモスなど、さまざまな種類のコスモスが増えています。
夏の早咲きから秋の遅咲きまで、咲く時期もいろいろ。
俳句でも、「コスモス」=「秋桜」、として秋の季語に
おさまっていますが、例句をみると、あのヒット曲以前は、コスモスと
カタカナで表記されています。
そんな名前表記の経緯を改めて知る、今年の秋でした。
当て字が定着してしまうことがあるんですね。
百日紅をサルスベリと読ますのも、その例でしょうか。
宇宙をあらわす「コスモス」。
すごい名前がついたものです。
キバナコスモスの方は、野生化してこんもりと咲いている姿をみますが。
去年育てたチョコレートコスモスは、花付きが悪く、色も黒くて、
華やぐ感じがせず、あまり愛でられなかったなかで、枯らしました。
ごめん。
ウィンターコスモスも育てたことありました。
菊科センダングサ属で。北アメリカ地方原産。
コスモスに似た花で、コスモスとついていますが、別属ですね。
5弁花で、コスモスより遅れて、晩秋頃に咲きだします。
鉢植えのものをご近所で見つけました。
花色は、黄色または、ほとんど白に近い黄色で、小ぶりの花です。
おとなしめで、濃淡が、いい感じです。
あなたは、どのコスモスがお好き?