ツワブキの花が、咲いています。
今が咲き頃とおもっている遅咲きのツワブキです。
待ち焦がれている蝋梅は、まだ丸い小さな蕾。
早くおおきくな~れ、と思いつつ、シャターを押しました。
T美ちゃん、安らかに。
さて、日曜日は、T美さんのご主人に会うことができました。
2時間ほど、ヒルズレストランでランチ会食しながら、
お話しました。
初めて会う方なのに、すんなり話ができたのは、T美さんがきっと
二人のそばにいてくれたからなんでしょう。
いまも、そばにいる気配を感じる、とご主人はおっしゃって
いましたが、わたしもそうでした。
ご主人がスマホの待ち受けにされていたのは、30代のころの
T美ちゃんのアップ写真。
「うわあ、きれい~。女優さんみたいですね」
その写真を、遺影にされたのだとか。
ご主人から、T美さんの闘病生活を聞けました。
8か月以上の闘病の中で、彼女が生きようと必死に病気と戦ってきたことも
わかって、やっと彼女の死を、受け入れることができたわたし。
「葬儀のときには、200名あまり参列の人が来て……驚きました」
「200名もですか?」
わたしもいた以前の会社の上司、同僚、その後の会社の同僚、友達……。
「葬儀会社の方も驚いちゃって……もっと大きな会場にしておけば
よかったですね、って」
そこまで大変な葬儀になったとは知りませんでした。
ご主人は、あまりの人数に、何がなにやらわからなかったみたいです。
その後、葬儀に来てくださった方、彼女の死をまだ知らない方への
連絡など、その後名簿や年賀状とのつきあわせが大変だったそうな。
わたしの名が漏れたとて、責めようがありません。
聞いていたのに、葬儀に行かなかったわたしこそ、責められるべき
でした。
「頭がいい人」「高飛車なところがない気さくで謙虚な人」「良く
勉強していて、いろんな資格をとっていた」……。
ご主人の言葉に、T美ちゃんへの愛が見えて、うれしかった。
わたしも同じ思い。
プリウスに颯爽と乗るT美ちゃんのかっこよかったこと。
プロゴルファーになることが、小さい時の夢で、結婚後、日曜日は、
ゴルフ番組をずっと見ていたそうです。
レストランのランチタイムぎりぎりまで話したあと、東京スカイ
ツリーに近い寺社のお墓に行き、お花も供え、お線香をあげ、
ご主人と手をあわせました。
「よかったねえ、imokoさんが来てくれたよ~」
ご主人の合掌する姿に、胸がいっぱいになるわたしでした。
T美ちゃんより背が高いご主人が、境内から東京スカイツリーを
写していました。
「イコナ」。
さて、フラ教室の今期の曲「イコナ」。
ハワイ島のスタンダードの曲になっているようで、ジェームズ・
ケロポロさんが作曲。
授業で使う曲の歌手は、レッドワード・カアパナさん。
1948年生まれのハワイ島出身で、大ベテラン。
ファルセット(裏声)がすばらしい。
電気もテレビもラジオもなかった頃から、音楽演奏で楽しんできた
カアパナさん。
ハワイ音楽の伝統を見て、聞いて、実践して、身につけていった彼は、
人気バンドを卒業し、1983年ソロへ。
ハワイ島で有名なのは、東岸のヒロ、または西岸のコナだそうです。
歌詞にあるように、美しい青い海と、雲がとてもきれいなコナは、
近代的なホテルが並ぶ場所。(ヒロは民宿が多い)
日本からの直行便が就航しているコナは、コフアラライ山の麓、
広大な溶岩地帯。
山の中腹から海岸線のどの場所からも、海が見える絶景。
行ってみたいところです。
カアパナさんの歌声のみの動画。
https://www.youtube.com/watch?v=fR3ehNJWIN0&feature=emb_logo
彼の歌に合わせてダンサーが踊っている動画は
https://www.youtube.com/watch?v=vaPjjHZsYuw
動画のダンサーの踊りは、とてもセクシーで、腰がくねくね動いて
いますが、授業の振り付けは、きりっとした動きの振り付け。
色っぽいフリは、わたしたちには合いませんものね。
これから練習を重ねましょう。
踊れるようになっても、次の曲になれば、すぐに上書きされてしまうのは、
寄る年波か。
健康のためのフラという位置づけで、自分を納得させましょう。
それで十分、わたしには、ありがたいのです。
T美ちゃんが、わが家にやってきた2年半前、フラの衣装に着替えてもらい、
一緒に踊ったことがみがえってきます。