令和2年初句会の兼題は「福寿草」。 | imokoの「葛飾の花散歩」

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葉牡丹が、玄関先の寄せ植えに選ばれています。

なかなかの華やかさです。

「いい仕事してますねえ」

かつてはやった、そんな言葉が出てきます。

 

 

 

 

さて、昨日は、初句会でした。

 

長老のR一さんが、体調不良で退会となり、気落ちしていましたが、

今回、また新しい会員がはいってくださることに。

今度の方は俳句の経験があるH子さんで、新しい風となってくれ

そうです。

会員が10名となり、句会にはちょうどよい人数。

元気な笑顔が次々にやってきます。

K男さんは出句のみで欠席で、この日は9名参加。

10名×4句=40句で、句会は始まります。

 

兼題となった「福寿草」は、早春を彩るおめでたい花。

 

 

(ネットより借用)

 

福寿草は、花のこがね色とその名がめでたいことから新年の花とされ、

元日草ともいわれるように、古くから元日に咲くように栽培されて

きましたが、絶滅危惧種で、どこにでも咲いているという花ではないです。

福寿草をさがして、百花園まで出かけていった会員さんもいました。

百花園では、暖冬の影響で、福寿草が咲いていなかったそうですが。

園芸店では、盆栽のようにして、売られていますね。

 

一方、信州の山里では、南向きの土手に、雪の中から黄金色の福寿草が

咲き、みごとな群生の福寿草を咲かせている場所があります。

雪間から、黄色い花を咲かせている姿もすてき。

 

新人のH子さん、勉強してきただけあり、言葉選びがしっかりしています。

 

子宝をうたふ憶良や 福寿草      H子

 

金銀の対の折鶴 千代の春       H子

 

現在映画公開中の寅さん新作映画「男はつらいよ お帰り寅さん」

どんなふうに渥美清さんの寅さんが編集されているのか、気になるところですが、

見た方によると、大変面白かったそうで、泣いたり笑ったり……さすが、

山田洋次さん。

 

柴又へ 寅さん帰る十二月       A子

 

楽しい句がいっぱいでましたが、ほんのさわりのみ。

では、わたしの句にいきましょう。

 

跪(ひざまず)き祈るや 爆心地の聖夜    imoko

 

幸運を拾ひに 土手の福寿草                 imoko

 

きしむ音に 耳そばだてる寒夜かな           imoko

 

御朱印に令和の日付 初の旅                 imoko

 

会場の地区センターは、京成押上線の高架工事のため、道路拡張中で、

前庭が鉄骨で囲まれてしまいました。

その殺風景な景色を楽しくしようと、電飾を設置。

クリスマスの前から、イルミネーションでかざっていたのでしょうね。

トナカイ、パンダ、ペンギンもいて、とてもかわいらしかったです。

この電飾も、近日中に撤去だそうです。

 

センターの入り口。

 

 

元駐車場。

 

 

 

狭い路地裏商店街にも電飾が目立っていました。

 

 

二次会で、いつもので「舟和」で抹茶芋羊羹のセットを食べつつ、

日ごろのいいたい放題で、もりあがりました。

この句と思った自信の句に票がはいらないってことが多々あります。

あまりに票がひくいと、がっかりしてしまう会員さんがいますが、

あくまで、選んだ人の好みの結果で、目安です。

いちいち落ち込んでいては、やっていけません。

いい悪いのランクづけではなく、読んだ人がどこに共感するかを知り、

意欲をわかせ、次回につなげていければいいですね。

 

みなさんも、福寿草で一句、いかがでしょう。