いよいよ3月も半ば。


卒業式、卒園式シーズンですね😊





わが子(小2と年中)たちも

 

それぞれ、卒業式や卒園式の練習をしているようで、

 

最近、

 

「一同ご起立ください」

 

と言って立ってみたり、

 

「君が代」を歌ったりしています😅

 

 

嫌がるそぶりはないのですが、



練習があることで、



普段の学校生活、園生活とリズムが変わり、



少しお疲れ気味。



式の間、いい姿勢で!



キビキビとした動きで!



1年間の集大成です!



とか…



プレッシャーですよね…。



本当にお疲れ様…。



 

 

私は、以前、特別支援学級の担任をしたことがあります。



担任した子は卒業生ではなかったですが、



いろいろな式典に参加することも難しいお子さんだったそうです。


私が行く前の年まで、


練習のときから厳しくされ、



教室に戻ると荒れて…



の繰り返しだったそうです。



管理職も、厳しく指導していたそうです。




管理職はその子のことをできると信じてそういう指導をしたのかもしれないのですが、



私はどうしてもしたくなくて、その子のごきげんなときを狙って、卒業式に向けてのことについてゆっくり話をしました。



不安に思っていること、

できそうもないこと、

難しいと思っていることなど、



ネガティブな感情を全部出させて、

聞きました。

 



その子は、


練習時間が長いこと、

ずっとじっとしていられないこと、

セリフを覚えられるか不安だと言うこと、

怒られるから怖い…


ということなどを話してくれました。



そこで、じゃあこんなふうにするのは?

と、以下のように提案してみました。



・全校の呼びかけだけ参加する
・式の流れは全校練習じゃないときにやる
・セリフはなるべく短くして、教室で少しずつ覚える
・立ち歩かないだけで、もうすごいこと!だからもぞもぞしちゃってもいい!
・先生は怒らない!応援する!できるように一緒に考える!



というように、


少しでも心が軽くなるようなこと、

不安を取り除くことができる方法を提案しました。


そして、本当に無理だったら、式典に出席しないこともOKにしました



ただ、その場合は、卒業生も残念だなと思うだろうし、私も残念だと言うことを伝えました。






私がその子の担任になったばかりの春。



管理職から『指導が甘い』とも言われたこともあります。



でも、そのときの私は、誰かに何かを言われてぐらつくような感じではなく、



自分の指導スタイルに軸をもつことができていました。



だから、勇気づけでかかわることをやめませんでした。



そして、私のそれまでの対応で、その子がいろいろな行事に参加できるようになった姿を見て、管理職も見守ってくれるようになりました。



その年は学校の記念式典がありました。



そんな大きな行事にも参加できたので、



私はその子はきっと大丈夫って信じていました。


最終的に卒業式に出席するかしないかは、その子に任せることにしましたが、



きっと大丈夫!



と、その子が参加していることを私自身何度もイメージしましたし、



その子と一緒にもイメージしてみました。




そして当日。




式の途中で私に『まだ!?』と、アイコンタクトをおくってきましたが、なんとか全部参加できました


*・゜゚・*:.。..。.:*:.。. .。.:*・゜゚・*


今大きな行事前で不安定になっているお子さんをおもちの親御さんへ。



卒業式や卒園式の練習や、


当日に参加できることにこしたことはないですが、


できなくてもOK!


って許可してみるのはどうですか?



私は、卒業式が全てではないと思います。


お子さんが、これから先、自分らしく幸せに生きることができることの方が大切ではないかなぁと…。


わが子が卒業式に出席したことないので、


卒業生の親としての気持ちはまだわかりません。



でも、


目の前で元気にしていること、



今までいろいろあったけれど、以前よりずいぶんと成長したよなぁって気づいてあげられること、



それだけでいいのかなって思う自分がいます。





最後までお読みいただき、

ありがとうございます😊