作者:永井荷風
出版社:岩波文庫(横浜市立図書館)

昭和初頭銀座女給の妖しくも美しい官能の世界。
男は、いくつになっても誰でも女に恋をし嫉妬をする。

そして人間の世は過去も将来もなく唯その日その日の苦楽が在するばからいで、毀誉も褒貶もともに深く意とするには及ばないような気がしてくる。
作者:アレクサンドル・デュマ
訳者:田房直子
出版社:作品社(横浜市立図書館)

内容(「BOOK」データベースより)
三度の不幸な結婚とたび重なる政争、十九年に及ぶ監禁生活の果てに、エリザベス一世に処刑されたスコットランド女王メアリー。悲劇の運命とカトリックの教えに殉じた、孤高の生と死。文豪大デュマの知られざる初期作品、本邦初訳。
作者:アナトール・フランス
訳者:大塚幸男
出版社:岩波文庫

フランスの小説家、アナトール・フランス(1844-1924)唯一の長篇歴史小説。鋭い史観でフランス革命期の混乱を活写する小説。

彼女は心に思うのであった。
男の中でもっとも熱烈に女を愛している男たちは、最も内気なものである。そうした男たちには助けと励ましとがいる。

罪人のことを悪く言ってはなりませんな。罪人は私どもしがない司祭の米櫃なのですから!
この坊さんの言葉は政治についての健全な意見(?)ではないでしょうか。とどのつまりはこうした考えに到達すべきでしょう。そして人間をそうあってほしいと望む人間としてではなく、あるがままの人間として統治すべきでしょう。