もう、あれからどれくらいの時間がすぎたのかしら。


私のブログに、立ち寄ってくれた、

若い男性がいた。

その方は、

コメントでなく

メッセージへ何度も訪ねてきた。


本当なのか、嘘なのか?

年齢は息子よりも少し年上。

ブランド物のスーツに身を包み、

IT企業の技術者であり、経営者。

スラっと細身のようで。


私がコスモス畑へ行ったと書けば、

東京に住むはずなのに、

長野の写真をブログに掲載し。


甘味処が好きと知り、

神田の〇〇がいいですよと返せば、

そこの写真が出てきて。


まさかそんなことはあり得ない、

と思いつつ、

そんな若者のブログと

メッセージに

心が揺れた。


そんな楽しい時間のあと、

彼はコロナに感染した、らしい。

心配でならなかった。

それは息子のような若者だからなのか、

違う心の揺れなのか、

自分でも判断がつかなかった。


最後はどうしたのだったかな?

私が自分でもわからない

胸のうちを吐露したのだったか?

すると、


彼は、私の前から消えた。

メッセージは途絶え、

ブログは更新されなくなった。


あれは、あの時の私の気持ちは

何だったのかな?


今もちょっぴり思い出す。


揶揄われたのかな、

騙されかけたのかな。


秋になると、思い出す、

あの頃の

セツナサ…。