NHK朝ドラ、今朝の放送で、とらちゃんのおかあさんが亡くなってしまいましたね…。

優しくて温かくて、いつも背筋をしゃんと伸ばしていた、キレイなおかあさん。

朝から、また泣いてしまいましたよ。

 

朝ドラとの出会いは、「おはなはん」。

幼稚園を遅刻しながらも、毎朝観てから登園していた呑気な娘でした。

小学生になってからはさすがに遅れないように登校していましたが…。

 

それでも、名作「おしん」の、あの奉公に出る朝の、吐く息も白い別れのシーンなどは、何度観ても何度でも泣けますよね。

 

結婚してからですね、朝ドラを再び視聴するようになったのは。

それで、今回の「虎に翼」も毎朝観ているのですが、平日夜勤が2回ある仕事をしており、勤務は朝8時まで…帰りの車で観たりしていたのですが、暫くして、

「朝ドラ観てから帰ってもイイ?」

なんて、テレビを観ている利用者さんに相談すると、快く「いいよ」のお返事を頂き、

以来、退勤後の15分は一緒にテレビを観てから帰宅するようになりました。

 

先日、用事があり早く帰宅したかったので観ずに帰ろうとすると、

「なんだ、観ないんか…。」と、肩を落とす70歳のAさん。

「じゃあ、観て行っちゃおうかな♪」

 

僅かに1日15分のドラマですが、その短い時間の中でも大小の波があり、毎回視聴者を惹き付ける朝ドラ。やっぱり、脚本の素晴らしさなんでしょうか。それに、出演者さんの渾身の演技や魅力、などなど、全てが相まって素晴らしいドラマを作り上げるのでしょうね。

 

今の虎ちゃんのお話は、泣いたり笑ったしながら、「日本初」として、常識にとらわれることなく、これからの日本女性の生き方を模索し、示してくださった大先輩のお話ですよね。また、その方のみならず、戦後日本の舵取りを支えてくださった方々のお話に、またまた涙…。

朝から目を真っ赤にして、どうするのよ!!なんて文句を言いつつも、気持ちは上向き、元気をいただけます。

 

心がぼろぼろになるような苦しい時代にも負けじと挑んでゆくとらちゃん、それでいて優しさや人情に溢れるとらちゃん、ある時はまたクールに物事を受け止め…そんなとらちゃんの真似はちょっとやそっとでは出来っこないけれど、平凡な主婦もそんな時代を追体験する気分になれることが魅力なのかも。

 

哀しく苦しい出来事にも果敢に挑んでゆく虎ちゃんを応援して、朝ドラの日々はまだまだ続きそうだ。

 


 庭の花は、これくらい…