離婚に至るまで　⑭実家に帰らせていただきます

左矢印前の話


    

これまでのあらすじバナナ


投資で500万損失したＤ男。

まともな謝罪も、これからの改善策もなく、許せないままでいた。


ある日曜日、息子をＤ男に任せて寝ていたところ、

私に断りなく息子と義実家に行ってしまった…節分！！

これに怒ったいもこは、子供を迎えに行ってそのまま実家に帰ることを決意する


タロウ連れ去り事件のつづき。


１時間半かけて、義実家にタロウを迎えに来た私…真顔（疲労困憊）

 

目に飛び込んできたのは、何も言わず、

リビングの端でむすっと体育座りしているD男。

 

何その態度…真顔


 

 

そこへ、義父が出てきて

「Dが何も言わずに勝手に連れてきちゃって、悪かったですね～」

と、ぺこぺこしてきました。

 

えっ？

そこは親として、今回のことを謝るべきでは？

 

息子がご迷惑おかけして申し訳なかったですね…。

こちらでもガツンと言っておきましたので…とか…。

 

 

あー、そうか。

この人たちは親子そろって謝ることができないのね。

と、そのとき思いました。


私は「…はあ。」とめちゃくちゃ塩対応凝視

 

※いつもニコニコ対応してるので、すごい嫌な感じだったと思います。

 

 

 

遠目に見える何も言わない体育座りD男と、息子がかわいいあまりに私に失礼ばかりかましている義父がいるこの空間が、だいぶ嫌になってきましたネガティブ

 

 

私はそのまま実家に帰ろうと思ったのですが、時間がもう１２時近くて、

わざわざ中華をテイクアウトしてくれたので、とりあえず昼食をとることに。

 

 

義父「D、ご飯だぞ」

 

D男「…いらない」

 

義母「せっかくテイクアウトで中華にしたんだから、食べなさいよ」

 

「……」

 

 

なんなんだよその態度～～～～～～～～むかつき

いつまで反抗期ひきずってんだよ～～～もお～～～むかつき

なんか言えよ～～～～～むかつきむかつきむかつき

 

 

何度か義両親が話しかけて、やっと机に座り食べ始めましたが、

少しだけ食べたら「ごちそうさま」と言って、

またもとの位置に体育座りし始めました（だからその体育座り…なんなんｗｗｗｗ）

 

 

私はタロウにご飯を食べさせつつ、自分も食べて…と慌ただしく。

D男はそれを手伝おうともせず、ムスッと座ったまま。

募るイライラ～むかつき

 

 

 

昼食がひと段落したところで、私が「じゃあタロウを連れて帰りますね」と、

荷物をまとめて帰ろうとしたときになって

 

D男「いもちゃん…」

 

お？

 

「声もかけずにタロちゃん連れて行ってごめんなさい」

 

･･･今ですか？それ

 

自分でも性格悪いと思うけど、もう我慢できなくて私も言っていましましたむかつき

 

いも「やっとそれですか…」

 

 


 すかさず義母がフォローを。

 

義母「D、なんで声かけずに出て行ったのか、ちゃんと説明したらどうかしら？」

 

D男「…いもちゃん、疲れて寝てたし、起こしたら悪いなと思って…」

 

いも「…疲れて寝てたのは確かだけど、仕事なら仕方ないし、同じ家の中にいるから声かけてほしかった」

 

D男「…俺は良かれと思って…」

 

いも「私がその事実を知ったときにどう思うか…考えてくれなかったの？

　すごくびっくりしたし、何で相談してくれなかったの？って、私はすごく悲しかったよ…」

 

D男「…」

 

いも「…申し訳ないんだけど、私このままタロウを連れて実家に帰ります」

 

義母「いもこさん、それはどういうこと…？」

 

 

 

いも「お義母さん、昨日も話し合いをしたんですけど、

FXでもさらに100万円損失してることが分かって、それでもやっぱり直接謝罪してもらえなかったんです。

私はそれがどうしても許せなくて。

 

それに、今日こんなことが起こって………


私もかなり頭に来ていて、今は一緒に暮らしていけないので、

いったん実家に帰らせてもらいます」

 

義母「そう…そうね…泣（目に涙を浮かべる）」

 

いも「じゃあ、Dはアパートに帰ってもいいし、このままここにいてもいいから。

私は、実家に帰ります」

 

 

 

そう言うと、D男が急に泣き始めたのです…

 

D男「ｳﾜｧｧｧｰｰｰｳﾜｧｧｰｰｰﾝｱｰｰｰﾜｧｧｰﾝ!!!!泣

ﾜｧｧｰｰｰﾜｧｧｰｰｰ!!! ｳｫｫｫｰｰｰｰﾝ‼泣」

 

 

 

え、なんなのこのタイミングで急に…（ドン引きネガティブ）

 

しかも何で泣いてるのかわかんないし…

義母も涙ぐんでるし…

なにこれ？私が悪者なの？なんなのこれは…無気力

 

 

※このとき、タロウと義父は外に遊びに出ていました

 


雄叫びを上げて泣くＤ男をよそに、長居は無用だと思い、さっさと切り上げました。

 

いも「じゃあ帰ります。中華ごちそうさまでした」

 

 

帰りがけに義父とすれ違いましたが、ろくに会話はせず、タロウを受け取って実家へ帰りましたうさぎのぬいぐるみ

 

 

実家の母も最初はビックリはしていましたが、前から相談していたこともあり、受け入れてくれました…。

 

（つづく）


次の話右矢印



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