先週の土曜日に 僕の大好きな春の食材が入荷してきた




今年の冬は寒かったからなのか 入荷は例年に比べて 3~4週間ほど遅かった




待ってた…




まて貝…



では ない





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(殻付き鳥貝/三河湾/70㌘/㌔1800円)


殻付きの生の鳥貝


略して

『からとり』という



むいた帆立貝

『むきほ』



殻付きの帆立貝

『からほ』



古今東西 魚市場はおうちゃく者の集まりだったのであろう





さて その からとり


開いて ワタをお掃除して サッとお湯に潜(くぐ)らせれば 貝独特の風味や 甘味が 口いっぱいに広がり これまた美味



出荷調整できない品物だけに


ある時はある

ない時はない



ある時は

『安い』

のである



出荷調整できない理由は 日をまたぐと 色が真っ白になり フニャフニャになるからだ



今年の出来栄えは



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(ん… ボチボチか…)


寒かったから まずまずなのか


土曜日だし 初物だから 大量購入してしまった


いつも 始めは失敗する



しまった…




春先から春本番 そして初夏になると 日本全国でからとりが わいてくる



鹿島 大洗

富津 木更津

三河湾 伊勢湾

大阪湾

観音寺 宇和島

京都舞鶴






そうなったら いろいろ扱おう




それまでは




サラ~っと 扱おう







ああ

からとり




明日もよろしく





サラ~っと

だけど…






では また パー














(-.-;)

『今月って 年度末だひらめき電球
今 思い出した
携帯の通話料の請求 急いでしとこぅ
確か去年 年度またいで 却下された よ』





寒い日が続いていた ここ川崎北部市場




暗いニュースばかりが 毎日続き つい忘れていたが 桜の便りが 関東地方に今日届いた





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(靖国神社にて ソメイヨシノの開花を確認 昨年より6日遅い開花 満開は6日後の予定)




知らない間に 確実に来ていた

ただ

今年は スポットライトに照らされた 鮮やかな夜桜はお目にはかかれないだろう






桜の前線の北上と共に 店頭の魚介類も 顔触れが変わりつつある





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(ブダイ/和歌山/900㌘/㌔900円)


ブダイ…


ブ鯛…


ブ…?



武士の鎧みたいなのを着ているから

『武鯛』



舞い踊るように泳ぐから

『舞鯛』



不細工だから

『不鯛』



よく わからない



表面は 玉虫色で 気持ち悪い



味はまずまず みたいだ



『○○っても鯛』

という言葉もあるように 一応 鯛だし



気が向いたら 一度食べてみよう



気が向いたら…



あくまで

気が向いたら…






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(カンヌキ/三浦/180㌘/㌔6000円)


ドでかい


漢字では『閂』と書く


カンヌキとは 神社などの 観音開きの扉にさす棒の事だ


まあ それほど太いって事なのか…


ちなみに サヨリは

『細魚』『針魚』


ハリガネという事



カンヌキとハリガネ



ちょっと 極端すぎねぇ



昔の人






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(ホッケ/北海道/500㌘/㌔1400円)


魚へんに 花とも書く



春になると 群れなして 海面に花のようにうつるらしい



産卵前の春先は 脂ものり 美味みたいだ



鮮度良ければ 刺身でも構わない



地元では『バキバキ』とも言われる



よくは わからないが…



寄生虫が中にいる時もあるので そういう時は 一度凍らせるらしい



春らしいタグもついている



洋服みたい…






では また パー















(-.-;)

『朝晩は やっぱ寒いから 灯油買っとこうかなぁ…』



昨日は土曜日…つまりは市場は休み前




例年なら ワイワイする売り場 セリ場も やはり閑散としていた




まあ ここんとこの平日に比べれば 毛が生えた程度…である




ガソリン高

ガソリン入手難

迂回路使用




せっかく 持ってきていただいた大切な魚介類も なかなか値はつきづらい




震災の影響が少ない ここ川崎北部市場でも もちろん そうだ




『(無)計画停電』




料理屋さん 小売店さんに与える影響は はかり知れない




そんな息をするのも困難なご時世に 震災前と変わらぬスタンスで 僕に接してくる人間がいる




国や県は無理だが 町の天然記念物に指定してもらう様 町長に直談判したいほどである




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(田○くん/男性/推定30歳/未婚/趣味サーフィン/苦手な食べ物 クルミ)



漁師さんや食品会社さんから 魚介類を呼び寄せ 我々水産仲卸しに卸す職業の方だ



簡単に『荷受』という




ここ川崎北部市場には 2社がある


築地は 3~5社くらい あるのであろう


地方では1社のところもあり


中央市場ではなく 公設市場だと ないところもあるみたいだ



その 田○くん

何がすごいって

その押しの強さである

つまりは

押し売り…だ




不景気だろうが

計画停電実施日であろうが

ニッパチ(2月 8月)であろうが

水曜日であろうが



彼には関係ない



セリ場で 売れ残った品物を 当店に持ってくる



『押っつけ』と言う



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耳元で 小さい声で

『やっときますから…』

『引いときますから…』


そう言って 品物を店に置いていく



あまりに バツが悪い時は 店の裏にこっそりと置いていく



やっとく…とか 引いとく… とは 値段の事である



それも 半値とかのべらぼうな額ではなくて 定価に毛が生えた程度の値引きである



欲しくなかろうが ダブろうが…

彼には関係ない


必ず 置いていく


このご時世 危険な人物だ


割と童顔で か細い声の持ち主…


それも 落とし穴だ



気をつけよう








ああ

田○くん



かれこれ 長い付き合いになってしまったね



景気良くなって ワイワイしてきたら たくさん注文するから



ちょっと控え目に…ね



その 押っつけ



嫌とは言えない性格だから…



ダメ…じゃないよ



控え目に…






不景気なご時世だけど



お互い がんばろう



これからも よろしく



では また パー














(-.-;)

『また明日も どっさり きそうだなぁ…』