前提として、外国人は本名にあまりこだわりません。
私の元婚約者は本名(下の名前)「ケナイア」でしたが、本人は「ニア」と名乗っていて周りにもそう呼ばせていました。
トム、ケン、ボビー、ウィル、ベッキー、マリー、ココ、などなど。
本名じゃないけど通称はこれっていうことも日本と違って珍しくありません。
ところで私は「ましろ」ですが、これは本名じゃありません。
でも、偶然本名が「ましろ」という友達が大学で留学生たちに
「君はソフト(柔らかい)でスウィート(甘い)だからマシマロー!!
これからマシマローって呼ぶよ。」
と言われてました。
(別に彼女の名前から取ってペンネームをましろにしたわけじゃないんですが……。
荻原規子先生の「薄紅天女」という小説の登場人物からです。
「勾玉三部作」と言われ、「空色勾玉」と「白鳥異伝」と「薄紅天女」は絶対にオススメの3冊です。)
(順番はバラバラでも楽しめますが、ストーリーの時系列順で言うと
「空色勾玉」→「白鳥異伝」→「薄紅天女」
です。)
他にも、「あずさ」が本名の友達が言うには
「私の本名あずさなんだけどさ、英文科のアメリカ人の教授が
『君の名前はちと呼びにくいな。アスーザでもいい?』
って言うし、韓国人の女友達は
『アジュサ』
って言う。
そして中東から来た留学生は
『アズーシア』
とか
『アズーシャ』
って言うんだよ。
面白いでしょ?」
と愉快そうに語ってました。
あと、「ひろみ」という本名の友達はアメリカ人の留学生に
「なあヒーロー、次の小テストって6月×日?」
なーんて、『ヒーロー』と呼ばれてましたっけ。
日本でも自分で決めたあだ名が通名になるっていう風潮が流行ってくれるといいと思います。
キラキラネームで悩む必要も、逆にシワシワネームで悩む必要もなくなるからです。
親からもらった名前が気に入ったらそのまま名乗ればいいし。