和歌山近鉄での個展DMが届きました。 | 画家l渡辺美香子の世界(色鉛筆&more)

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心穏やかな風景を描き続けて40年近く、
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と色鉛筆画の可能性の探求から始まった新たな挑戦。
さらに画材の制限から自由になった先にあるものは・・・?
渡辺美香子の教室や個展のお知らせ&日常の気づきなどを
お届けします。

こんにちは。

渡辺美香子です。

 

このところ、実験と称しながら

10角のボードに思いついたイメージを描き連ねている私。

 

てんでバラバラなので

この中から使えそうな技法をピックアップして

作品として昇華させるかなぁ~と思っていたのですが

 

そういうジャッジ不要説が急浮上

 

産まれたものすべて作品

切り捨てた中にこそおもしろいものが埋もれてるかも

 

と思い始めているところ・・・

 

 

そんな中、6月26日(水)から始まる

和歌山近鉄 美術画廊での個展のDMが届きました。

 

 

今回メイン画像に選んだのは、

昨年5月に訪れたイタリア・コモ湖に面する町レッコをイメージして描いた新作。

高級リゾート地として有名なコモ湖ですが、
現地在住の方にお勧めいただいたこの地は、

地元の方が気軽に散策する親しみやすい町って感じで、
私達(夫と私)も気後れすることなく(笑)

ゆったり過ごすことができました。

ちょうど、この時期ミラノの辺りは、

いたるところに白い花が降り注いでいて、

ここにもその花を降らしている木を発見。

 

たまたまなのか逆三角形で並んでいて、

その向こうには、湖に面して建つホテルや別荘が垣間見える・・・

 

映画に出てきそうな場所を散歩している自分を思い出しながら

描いた一枚。

 

画材は、今回、

「色鉛筆画だけでなく他画材の作品も」

とご依頼いただいていたこともあって

 

この作品も、

オイルパステル、色鉛筆、アクリル絵具も使った

混合技法で

白い紙に描きました。

 

タイトルは、

5月のさわやかさをイメージして

「白い花の降る季節」

 

DMは当初、
作品の周りをパステルトーンで上げていただいたのですが、

これまでになくもっと元気なイメージを打ち出したい気がして、

結局4回くらい校正しなおしてもらって
思っていた色に仕上げていただきました。

 

出品作品は、

色鉛筆画が半分、

その他の画材が半分、という感じですが

色鉛筆を全く使ってない作品はそれほど多くなくて

その他の画材といってもどこかに色鉛筆は使っている・・・

 

色鉛筆100%かそうでないか、

って分類も

そうでない作品にも色鉛筆画っぽいのもあるし・・・

 

新作は毎回どこかしら新しい試みを取り入れつつも

これまでのイメージとそぐわないように、

との想いが常に頭の片隅にあったのだけれど

 

その「~でなければならない」的な発想から

「~したい」へもっとシフトしていったら

 

画材云々には収まらない

もっとおもしろい作品が産まれるかも・・・

 

と思い始めて。。。

 

根底にあるのは、

その時々の自分が一番大事にしたいしっくり感。

 

シルクスクリーン版画があってこその色鉛筆画

色鉛筆画があってこその他の画材・・・

 

結局私の中では全部つながっている・・・

 

 

さて、次は私、何を作りたいと思うのか?

 

私自身も楽しみです(#^^#)

 

 

 

渡辺美香子絵画展

 

2024年6月26日(水)~7月2日(火)

10:00~18:30 (最終日は15:00まで)

 

在廊日 6月30日(日)13:00~17:00

 

近鉄和歌山 5階画廊

〒640-8546 和歌山市友田町5-18

JR和歌山駅下車すぐ