2023年を振り返って | 画家l渡辺美香子の世界(色鉛筆&more)

画家l渡辺美香子の世界(色鉛筆&more)

心穏やかな風景を描き続けて40年近く、
もっとワクワクすることもやってみたいな、
と色鉛筆画の可能性の探求から始まった新たな挑戦。
さらに画材の制限から自由になった先にあるものは・・・?
渡辺美香子の教室や個展のお知らせ&日常の気づきなどを
お届けします。

こんばんは。

色鉛筆画家の渡辺美香子です。

 

2023年も残すところあと数分となりました。

 

今年、いかがでしたか?

 

私は、異例なことが次々起こって

まるでジェットコースターのような一年でした。

 

私自身の手術に始まった今年は

個展の予定もまばらで、

仕事も教室メインのゆったりスケジュール。

 

その教室もカルチャーは3月で卒業、直営だけになり、

かなり自由度が増すはず、でした。

 

実際、制作では新しい表現を求めて

オイルパステル(クレパス)画に挑戦、

手始めに手に取ったのは、子供のサクラクレパス。

 

 

 

 

その後、

韓国のが安くて質がいいと聞いて

ネットで買足したりしながら作品作りに没頭。

 

 

未知の世界は楽しくて

3月にはかなりの枚数を仕上げ、

ミラノの旅行後にもまた描き、

5月と9月の個展で発表できました。

 

5月 大阪狭山市ギャラリー美游館での個展

9月 京都大丸での個展

 

個展が多いと、新しいことに挑戦するには

精神的な余裕がなくて

実際には、時間がかかるけど

確実?な色鉛筆画に甘んじてしまうことになってしまうので

前半、まだ時間的余裕があった頃に挑戦できたのはありがたいことでした。

 

5月は、ミラノでのグループ展参加で

 

究極の夢(庭付邸宅に住むように暮らす+ファーストクラスの旅)を一気に実現、

美しい風景取材もできました。

 

 

からの~

体調不良による在廊日欠席&教室休講・・・

関係各者の皆様に多大なご迷惑をおかけしてしまいました。

 

そしてひとり暮らしの母が脳幹梗塞を起こし、生活は一変、

丸1カ月実家へ泊まり込み、

50年来の主治医とやりあい・・・

 

結果的に母は薬漬けだった日々から解放、

 

後遺症もほとんどなくなり、

その後の骨折で歩行はかなりおぼつかなくなってしまったけれど

結局入院することなく、今も一人暮らしでがんばってくれています。

 

 

仕事の面では、特に前半はいろいろなセミナーに参加し、

見聞を広げました。

 

長年の夢だった

渡辺美香子の色鉛筆画・入門の動画講座も、

娘のおかげでカタチになり、リリースすることができました。

 

オリジナルカレンダーも4年ぶりに作りました。

色鉛筆画に加えて、パネルに描いた混合技法作品や

黒紙に描いたオイルパステル画も取り入れて、

渡辺美香子の「現在進行形」をご覧いただけるようにしてみました。

 

 

 

一方、これまで違和感がありながら続けてきた長年の関係を、

偶然にも相次いで断つことに。

これも母の主治医と同様、

離れることで、客観的に見ることができるようになって

これでよかったんだ、と納得できる結果となり、

さらに新しい出会いを得て

より良い方向へと歩み出すことができました。

 

雨降って、地固まるのように、

いろいろ心配したり、気に病んだり、がっかりすることがあったりもしたけれど

そのおかげで

要らないものがそぎ落とされて
見えてなかったことが明白になって

本来あるべき姿に戻れたような一年でした。

 

災難続きと思いきや、

結果オーライ、

とてもいい年だったじゃないか・・・

 

そぎ落とされて、やっとできた余白、

どんな素敵なもので埋めましょうか・・・?

 

皆さまにとってもきっといい一年だったことと思います。

 

2023年に感謝!

お世話になった皆様、

どうもありがとうございました。

 

ではどうぞよいお年を・・・