こんにちは、田中です。


大きな誤解を生んでいると思われる
であろう「マーケティング」という
言葉についてご説明します。


マーケティングって何ですか?
って問うと、市場調査的な
イメージを持っている人が
非常に多いですよね。


確かにそういった一面は
あるのですが、これは大企業の
マーケティング部がやることであり、

我々のような個人や中小企業が
マーケティングというと
「モノを売れやすくすること」
と定義されます。

モノを売れやすくするための
全ての意志や行為・活動全般と捉えていい。



以前、ある本のAmazonレビューを見ていたら、
「この本は、マーケティングで売っているだけ」
との批判的なレビューがされていました。

ですが、
このレビューは完全に的外れです。


マーケティングとは
「モノを売れやすくすること」だからです。


私から言わせたら、
「マーケティングで売らなくてどうやって売るの?」
って思っちゃいます。笑


そもそも書籍なんて、
今や溢れかえっているわけ
ですから、マーケティングを仕掛けて
いかないと全然売れないですよ。


著者さんも書店に営業したり、
リストがある人は、未公開原稿や
セミナー映像などを特典に
つけたりしていますよね?

これなんて、
完全にマーケティングですよ。


上記のレビューを書いた人は
「マーケティングでモノを売るなんて最低」
との価値観があるんでしょうね。

もしかすると、このレビューアーさんは
マーケティングによって、
欲しくない人に本を買わせている、
売り込んでいるとの勘違いをしているのでしょうか。


ですが、当たり前ですが
リアル書店にしろAmazonにしろ、
本を買っているのは
その人の意志によるものです。

誰かが無理やり強引に脅迫して、
買わせているわけではないですよね?


マーケティングやセールスでは、
人に欲しいと思わせることが
大事になってきます。


生活必需品以外は、
お客さんに欲しいと
思われなければ
どんなモノも売れません。


「良いモノなら自然と口コミで売れていくもの」
というような誤解と言うか、
思い込みがある人もいますが、
これも完全に間違いです。


これだけモノ(情報サービスも含む)
が溢れかえった時代において、
良いモノだからといって売れる保証は全くない。

これは非常に大事な概念ですが
良いモノを拡げるのが
マーケティングでありビジネスです。


「良い」というのは非常に
主観的であり、個々人に
よって異なってきます。

例えば、AKB48のようなアイドルに
全く興味のない人にとっては、
タダでもCDはいらないでしょう。

ですが、ファンにとっては
握手できたり投票できたりする
から何枚でも欲しいわけです。


ファンにとってはCDは良いモノですが
それ以外の人にとってはただのゴミ。

だから、正しいマーケティングに
よって、しっかりと価値を
届けなければならないんです。


AKB48のCD商法も以前は批判が
多かったわけですが、秋元康を
批判する人はビジネスマン失格です。


今やいろんなアイドルたちも
握手券や一緒に写真を取れるなどの
特典をつけているようなので、
この手法も当たり前になってきています。

ですが、当初はこのCD特典商法は
けっこう批判されました。


私たちのビジネスにおいても、
この特典をつけるという考え方は有効です。

例えば、士業系の方やコーチ、カウンセラー
といった、無形のサービス売っている方
でしたら、セミナーDVDような
有形のモノを特典につける。


逆に実際の物を売っている人。

例えば、お酒を売っている人なら、
「誰でも簡単にできるお酒の美味しい飲み方」
というような情報を、
YouTube動画にしてみるなどの
工夫ができます。


自分の商品やサービスを売るときに、
「何か特典をつけることはできないか」


この視点を1つ持っておいてください。


これこそマーケティングですよ。

だって、マーケティングとは
「モノを売れやすくすること」ですからね!