その数ヶ月後、俺の心に大きな穴を空ける出来事が2つも勃発する
そんなへたれた俺にkoheiは一言
『間違えてもギャル男にはなるな。むなしいだけだからな!!』
もちろんギャル男化はしてない
が
しかし俺の人生はかなり変わってしまった
もう何をすればいいのかわからない
リポD飲んでもなんもならない
ぎぃやあぁぁぁ!!ってしてもなんもならない
ってかやる気にならない
でも空いた穴をどうにかしようと身体が勝手に動いていた
いつの間にか見てるテレビは音楽
いつの間にか見てるYouTubeも音楽
いつの間にかカラオケで歌ってる
いつの間にか『歌 将来』・『歌 仕事』・『歌 歌手』とネットで検索してる
人生投げ売る覚悟とか、世の中なめんなとか、メジャーデビューしても一年でほぼ業界から消えてるとか、その道歩んで30代でホームレスとか、
そんなもんどうでもよかった
大きすぎる穴を埋めるには音楽しかなかったんだって
雨の日の大学の帰り、茅ヶ崎駅のバス停で
ギャル脇に一言メール
『本気で歌をやらないか??遊びとか中途半端な気分じゃない!!お前の時間とか金とか将来とか巻き沿いにすることになるけど、俺に付いて来て!!』
『やってみるか』
その一言で、心の大きな穴とか不安とか全部吹っ飛んで、力だけが湧いてきた
妄想はもう終わり
この時がimimの始まり
おまえのその一言がなかったら、imimはこの世に存在しないんだぜ
俺が人であったかわかんないんだぜ
マジでありがとな
まぁ実はここからのimimが長いんだけどな
ガチで音楽やると言っておきながら、結局何がガチか分からないので、とりあえずロフトに行く
koheiが兄の誕生日プレゼントのためにでっかいコンポタージュを手に入れる
俺は東急ハンズでもっとでっかいマシュマロ枕を手に入れ、最高の安眠を我がものにする
そして、まず俺たちのことを知ってもらうためにカバーアルバムの制作を開始
それと併用して東海大学のライブイベントに参加が決まり、ムラムラする
それと併用していくつものオーディションに殴りこみに行く
それらのオーディションで、ある覇者のオーラを放つプロデューサーの前で歌うハメになる
ビビりすぎて全然実力を出し切れない自分に悔しさを覚え、これをきっかけに歌唱力のなさを実感する
数日後、例の覇者のプロデューサーから、
『君たちには可能性がある。ぜひ私の事務所でメジャーデビュー目指して頑張らないじか??』
俺たちはぎぃやあぁぁぁってなる
そうして覇者の事務所で今後の話しをすることに
金はかかるが一年後には100人のファンとタワレコにCDが並ぶ
ぎぃやあぁぁぁってなる
そして、とりあえず落ち着くためにロフトに向かう
ロフトの枕コーナーで冷静に買い物を楽しんでいる内に、この上手い話が怪しすぎることに幼いimimは気づく
ここで音楽の世界には詐欺のにおいが常にまとわりついていることを学習する
この経験によって音楽に関わる人を簡単に信じ切ってはいけないことを理解した
喜びが失望に変わったimimだったが、初ライブに向けてのムラムラによって士気を取り戻す
しかし、そのライブでは何故か音源を流してはいけないというこだわり?があったようで、急遽アカペラでパフォーマンスすることに…
結果、緊張しまくったあげく、裏声が出ず、反省ばかりの初ライブとなったが、そこで思わぬ歓待を受けた
『うわーめっちゃうめー!!』っという一声が聞こえてきたのだ
この時の収まりをしらない喜びと、相方に抱きつくほどはしゃいだ時のあの姿と痛さは今でも覚えている
この初ライブで初めて歌を届けるというアーティストとしての感覚を知る
もっと素晴らしいパフォーマンスを披露するために、ボイトレで自分たちのスキルアップを目指すことに…
「imimの誕生3」へ続く・・・