梅雨明け | 美容師最新情報ブログ by imedia

美容師最新情報ブログ by imedia

美容出版社株式会社アイメディアのブログです。
「imedia編集部の仕事日記」からタイトルが変わりました。

先週、気象庁は梅雨明したとみられると、
関東地方の梅雨が明けを宣言した。



なぜ梅雨明けじゃないんだ。
梅雨明したと”みられる”、なんだ。
曖昧じゃないか。
ずるい。責任逃れだ。
もっと自分の言葉に責任を持て。

そんなことを考えていたこともあった。

しかし、よくよく調べると
「みられる」という表現には深い意味がある。

まずは梅雨明したと”みられる”という「速報値」を出す。
そして、しっかり検討した後「確定値」を出している。

「みられる」なのは「速報値」であるからだ。
別に責任逃れをしているから、というわけではないらしい。
だって、梅雨が明けたのかは、みんな知りたい。
本当はもっと慎重に検討すべきだけど、
数カ月経って、「あの日が梅雨明けでした」
なんて言われたところで何の役にも立たない。
私たちは、「今」が知りたいんだから。

編集という、言葉を扱う仕事に関わっていると、
曖昧な表現に逃げてしまうことも、ないとは言い切れない。
(ほら、この時点で逃げているように)

分かりやすい表現も大事。
だけど、情報の鮮度が大事な時には、
分かりやすい表現だけではダメなのだ、と。


美容の雑誌をつくっていて、
「次はこんな髪型が流行る」という予報は出せる。
「今はこんな髪型が流行っている(はず)」という速報も出せる。
「昔はこんな髪型が流行りました」という結果も出せる。

読者が知りたいのは果たしてーーー。
編集者として、常に考えている。



写真は梅雨明けの日の夕暮れ。
青からオレンジへ色を変える空のように
あっという間に、流行も移り変わっていく。


編集Sლ(╹◡╹ლ)
=========================================
Facebook(https://www.facebook.com/imedia.net)
twitter(@imedia_net)でも情報発信しています。
いいね、フォローをお待ちしております♪
=========================================