母が病になり、困ったことはたくさんあるのですが、
その中でも地味に困ることが
「観劇チケット」です。
母は無類の観劇好きなので、週1から週2程度でチケットを持っており、
さらに、先々を考えて、かなり先の公演までつてを頼りにチケットを頼んでいたりします。
そう。
つてを使って頼んだ場合、こちらからのお断りは次回の公演時やどうしても見たい公演の時に不利になるので、母的には絶対にしたくない。
更に、母は体調がかなり不安定なのですが
本心は「あわよくば見に行きたい」という気持ちがあり。
さらに「治りそうだ」という事になってから
母は体調が悪いことを公言したくないようで。
直前にちょっと体調がよくなく、ぐらいがお好みらしく。
ちなみに私は母の病気を公表してもいいと思ってますが、本人の意思のない病気の暴露はアウティングになりますし、親でも人権は守らねばなりません、、、よね。
それらのことを考えると、
私の出番がやってまいります。
母のもっているチケットの日時を把握し、
常に代理で行ける準備をして予定を空けておくということですね。(今はほぼ私が行く)
というわけで、私、5月以降
結構観劇をしております。
でもね、子供がいて、土日以外はほぼワンオペのワーママにとりまして
行き帰り含めて時間を食われる観劇は
物理的に大変に無理があります。
さらに母が持ってるチケットは平日で、そうなると急な休暇を取らねばなりません。
周りからみれば観劇はただの遊びですよね。
遊ぶために休みまくってるやつになるわけで。
超やなやつですよね。
「無理しないでね」と言われるのですが、
無理しないとこなせない![]()
心配してくれてありがとうございます、といいながら誰か代わってくれたらなという気持ちもあります。
無理してもいかなきゃいけない観劇ってなんだろうと思うこともあるくらい精神的に削られることもあります。
自分が見たいのをみるにもカツカツということがあって。
それでも半年後、母が生きる楽しみを取り戻せる日が来て、
その時に観たい演劇に好きなだけ通える日が来ると信じて「はぁ、暑い、疲れた」と言いながら
観劇に向かう私を、
ちょっと誰か褒めてほしいなぁと思うこの頃なのです。