この記事以降、もう一度見に行ったのですが、
ほんとうによく分からなかった。
この作品のよさが。
人生が思う通りにいかなくて絶望した男が
自分を絶対的に愛してくれる女を
道連れに心中するハナシ
まあ、心中ものなんで筋としてはそんなもんなのかもしれないけど、
「そんな迷惑な、、、」って思ったら心中の意味がないよなぁ。と。
心中以外に生きる道が見つからないという切迫感が分からなかったです。
ポスターの印象のまま「なんか生き残りそうな二人だなぁ」と。
私の受け取り力のなさかなぁ。
あと、これも書くべきかなぁ、悩んだんだけど。
軍服の着こなしがなァ。
若手の着こなしがなぁ。
ダンスを踊ってるときの所作含めて
なんか、、、雑。
そういうのもあって気になって
なかなか世界観に入り込めなかったという、、、
いいわけです。
娘役のコスチュームの着こなしも一時期の花組娘役の美しく揃った感じがなくなってて、冒頭の舞踏会シーンも「ええーー??」って感じで。
肝心のまどかちゃんの衣装の色がイマイチまどかちゃんに合ってない気がして。
特に中盤のベビーピンク?ベージュ?みたいなのが、なんか、どうも肌色みたいでうーんん。
この話はマリーのかわゆさを堪能するものだと思ってたので、かわいい似合う衣装をまどかちゃんにきてほしかったわ。
カレーとマイティの軍服の着こなしが流石すぎて、で逆に浮くっていう
マイティとうららちゃんのラストのダンスがレベチで浮くっていう
なんか、いい意味で花組ってすごい若返っって勢いあるよなぁと思ってたけど
今回は、その若さが雑さに見えて
「やっぱ古典って勢いだけじゃあのりきれないんだなぁ」と
思いました。
小柳先生の古典改変は観客にはわかりやすくなるぶん、役者には埋めるべき背景部分が多いような気がしているのですが、
今回はちょっと小柳先生が役者を信じて背景である貴族という存在を立ち居振る舞いからぶっ飛ばしすぎた気がしました。
いや、周りですすり泣きしている方多かったんで、
あまりに冷めた自分が嫌になるくらいでして、、、
せっかくの花組を堪能できず本当に、、、
自分のほうが病んでんのかな?って帰りがけに落ち込んでしまいまして、
この感想は公演あとにしようと。
割と好きな組なのに
ちょっと次見に行こうか悩むレベルで。
マイティいないんだもんなぁ。
カレーとひとこちゃんとまどかちゃんしか楽しみがないのはなぁ、、、
いや、それでも十分ではあるんだけども、、、
あかさんに期待!!
