世界の果てまで逃げそうな「うたかたの恋」 | 後輩が怖すぎて食堂に行けません

後輩が怖すぎて食堂に行けません

一人生んで職場復帰したら、仕事もろくにできない後輩から「パートじゃダメなんですかぁ?」と言われて傷ついてから食堂に行けなくなったメンタル豆腐の女。いわゆるワーママ。できるかも分からない二人目不妊治療中

巷では大好評の「うたかたの恋」のポスターなんですが、、、


私は先行画像みたときの違和感がポスター見て増幅してまして。


※この先「うたかたの恋」のネタバレします。



いや、ポスター単体はかっこいいとは思いますおねがい

ビジュアルモンスターの名をほしいままにしてるだけある!

アウグストゥスもビジュアルで行こうと思ったおねがい


でも、このポスターは違うなぁと。

もともと「うたかたの恋」自体がそこまで刺さらない心中モノなうえ、

歴代数々のスターが演じたこともあり、色々イメージついてると思うのですが、

あの脚本と、このポスターは、あまりに違いませんか??


あれだと野獣(ビーストのイメージ強い)みたいにマリーを奪い去る話になりませんか?口笛



カレーはもともと生命力強めなんで、

ラスト死にそうにないなぁ、なんて思ってたんですが、このポスターだとなお、「世界を敵にしてもお前を守る」みたいな印象を受けまして。


うたかたの恋、という作品って最初から夢も希望も愛もなく、行き場も居場所もない孤独な皇太子の絶望を主体としてて

マリーはそこに現れた一筋の光で、その光にすがったルドルフに体よく道連れにされた(言い方ひどい)話だと思ってて。だってマリーは何一つ絶望してないんですよ。

幸福の中で死んでいくんですよ。

二人で絶望して息絶える系の心中物と違って絶望したルドルフが幸福なマリー撃つんですよ。

あそこの心情描写こそが「うたかたの恋」の醍醐味だと思ってて。

あの脚本のキモだと勝手に思っているんですが、、、


あのポスターだと、二人で世界の果てまで逃げ続けそう(死にそうにない)な気がしてしまうのは私だけなんだろうか。

私的にはカレーの表情が「やっと手に入れた」みたいな、トート感強くてニヤリ

まあ、単純に儚げではないというところが私のイメージと違ったのかなと。

うたかたの恋の世界自体が「誰かの夢」を見てるような感じというイメージだったので。



小柳先生、大胆に改変するんですかねぇ。

「実は二人は生きて逃げました」でも、あのポスターやあの二人なら納得できるんだけどなぁ。


なんにせよ、あそこまで大胆にポスターを変えたんだから、よい改変を期待しております!