中国ドラマを見始めた頃、割と恋愛ベースのものが多かった中、
最後まで報われない主人公と出会ったのがこのドラマ。
「宮廷の泪 山河の恋」
※相変わらず画像はお借りしてます
この話、なんでドラマにしたの??ってぐらい主人公が報われない。
愛する人と引き離されてその兄に嫁がされ、
嫁がされたら、旦那は自分の姉に一目惚れして寵愛した挙げ句、姉の子供を呪った疑いで冷遇(このターンが延々と長い)
姉にひどい目に合わされ、誤解した旦那が更に追い詰める、少女マンガにありそうな辛酸をなめたとおもいきや、
姉と旦那が相次いで死んだところ、自分だけに子供が生き残っててその子が皇帝になってやーーーーーっと報われるのかと思ったら、愛する人との過去の関係とかを疑われたり色々あって、
反抗期がきて皇帝は恋を優先して出奔し(謎の出家と失踪)
説得するも拒絶。
仕方なく孫を即位させる。
と、ざっくりいうとこんな感じ。
いやぁ、流石に酷い話だなって思ったら
史実だった!
え!マジで???
この話のモデルとなったのは
初代の清の皇帝ホンタイジとその側室(のち皇后??)ブムブダイ、ホンタイジの弟ドルゴン。
ブムブダイの息子フリン。
何故か中国ドラマのネタとして人気があるのか、
何度もドラマに。
まあ、悲惨な方が報われていいなってのるからいいのだけど、この話は悲惨なあとにも本当に報われないし、冷遇がひどい。
ホンタイジ役に当たる人のサイコっぷりがひどい。
本人もどうしてここまで耐えるんだよって思うくらいひどい。
ニエ・ユエンならいけるか?と思い見た「皇后の記」もまあまあ悲惨で。
最近、これをベースにした「長安賢后伝」というドラマもどうしようか悩んだ。
ホンタイジに当たる役が、どんなに頑張ってもサイコにしかならないだろうし、怖すぎるから見たくないなぁなんて思ってたけど、ハン・ドンだし(ハン・ドンのサイコは好き。そして宮廷の泪ではドルゴンで報われなかった)
ホンタイジと対立するドルゴンに当たる役がチョンイーだし、見てみるかななんて思ったけど、
より悲惨度合が増していました。
ハン・ドンの悪役は好きでもラストまで見れるか、と思ったら、フリンに当たる役が
聴雪楼の闇落ち兄弟子だった!
なんの同情の余地もなし!
みーんながみんな好き勝手して、
それを収集し続ける主人公がただただただただ不憫なドラマでした。
でもきっとまたあの手この手でドラマ化するんだろうな。
結局清って始まり(ブムブダイ)も終わり(西太后)も女なんだな、なんて思ったのはヒミツです。


