幼い頃フィギュアスケートをやっていた
その頃のフィギュアといえば、超どマイナー。
冬のスポーツといえばスキーの時代。
競技人口1万人?とかのマイナースポーツだった。
私は喘息治療のためにはじめたのだが、
喘息の子、多かった(笑)
当時は西武系のプリンス系が強くて、
先生方の派閥がすごくて、
まあ今思えば狭いのになぜあんなに揉めていたのか不明なくらいもめ事があった。
こどもの頃はわからなくても中学生になれば派閥も分かるし、先生方の力関係も分かる。
私は「真面目にやる気がないから」と先生に嫌われたので(笑)他の先生にみてもらうことになったりとちょっといわく付きの子だった。
フィギュア好きな人なんてまわりにいなかったし、
インターハイに出たって
「だから?」くらいの。
だからね。
フィギュアがこんなに放映され、
新しいスターがどんどん生まれる日がくるとは思わなかった。
こどもの憧れのスポーツになるなんて思いもしなかった。
スターを得ればスポーツは変わる。
スケートをやってるときに、必ずやらなきゃいけないコンパルソリーという地味な基礎がある。
冷たいまっさらな氷上で、片足でただ正確な円を描くというだけのものなんだけど。
これがとても難しい。
私は苦手だったし、早くジャンプの練習をしたがったけど。
でも、今思うと
なんにも線のない氷の上にただ自分の靴で描いた線だけが繋がって円になるって。
すごく不思議な時間だったなと思う。
あの緊張感、大人になってからはあんまりないなぁ。
コンパルソリーがうまいひとはスケートが上手いのは確か。
もはや、神の域に達しつつある大スター羽生君が、ミラクルを起こしてまたオリンピックメダリストになるのかなぁ。
スケートが放送されるとスターがいつまでも生まれて、スケートが愛され続けて欲しいなと思う。