昨日ドストエフスキーのカラマーゾフの兄弟の一巻を読み終わった。
全部で四巻あるので、今ちょうど二巻目を読み始めようと思っているところだ。
去年、罪と罰を読んだが、感想としてはやはりドストエフスキーの殺人の描写は優れているなと思ったところだ。
そして今回のカラマーゾフの兄弟。
内容は宗教や恋や貧困やらいろいろと出てくるが、なんといっても魅力的な登場人物が出てくる。
父親のフョードル・カラマーゾフ、長男のドミートリイ・カラマーゾフ、次男のイヴァン・カラマーゾフ、三男のアリョーシャ・カラマーゾフ。
それぞれが全くと言っていいほど似ても似つかない登場人物で、フョードルとドミートリイなどは一人の女を巡って争いを起こしたりする。
基本的にはそれぞれの登場人物の会話の中に重要なことが書かれている。
そしてフョードル、ドミートリイ、イヴァンに共通しているのが、それぞれ考え方はまったく違うのだが、どこか退廃的で、ある意味自暴自棄な言葉を発したり行動を起こすところだ。
僕がこの本を思っていたことは純粋無垢なアリョーシャも含めて、カラマーゾフ一家はドストエフスキー本人の持つ一面なのだと思う。
反権威的で、真面目なところでふざけたくなり、持ち金をすべて一時の享楽に費やしたり、退廃的なところがありつつ、アリョーシャのように純粋なところや、卑怯なことはしない真っ直ぐなところもある。
そして女に対する駆け引きだったり、周りの人間をどう見ているかなど、ドストエフスキーの考えが伝わってくる。
僕は本を読むのが割とゆっくりなので、前回罪と罰を読んだときは三か月くらいかかった。
今回も一巻だけで二週間くらいかかったので、また地道に読んでいきたい。