僕は登山の趣味を持っていますが、もちろん山仲間もおります。
そういった山好きが集まる会合が定期的にありまして、時間の調整が出来た時はなるべく顔を出すようにしていて、色々な山岳情報の交換をしています。
会合もはじめの1~2時間は真面目にお酒抜きで行われ予備知識を蓄える場になっていいます。ある程度会合が進んでいくと場所を居酒屋に移してお酒を飲んで食事をしながら山について熱く語り合っているんです。
このときの酒の肴は「山の話」です。
なので、食事もたくさん頼みますが安くてそこそこであれば誰も文句言いませんし、むしろその方がいいと思っています。
なぜならば、酔っぱらって多少お腹が膨れて山の話を“定期的に”出来れば良いわけですから価格の安さは結構重要になってきます。
しかし、先日こんなことがありました。
いつも行く居酒屋が満席でいっぱい。
そんな時にいく第二のいきつけも満席。しかたなく第三候補へ行くもそこも満席。
人数が人数なので(だいたい10~15人)入れるところが限られているんです。
そこで周囲の空いているお店ならどこでも良いという雰囲気になって、小洒落た洋食居酒屋に入ることになりました。
そこは、居酒屋ではありますが山男を相手にするようなお店ではなく品の良い店内、料理、品の良い価格設定だったのです。
すると、声の大きな人がこういいます。「たけーから1人1品な!」と。
もちろん冗談で仲間内では冗談とわかりますが、店員にはどう映ったのでしょうか。
「うるさく」「せこい」客と見られてもおかしくありません。
うるさく、せこくてもその時に席が空いていて、ちゃんとお金を払ってくれるなら客層が違くてもお店に入れてしまうのも商売をしていたらあるかも知れません。
しかし、ここに問題があるんです。
結局いつもより1.5倍高い料金を支払い店を出たのですが、みんな満足は口にしません。
そもそもが美味しい料理よりも腹の膨れる料理を求めていてどうしても遠慮がちな注文の仕方になってしまっていたためです。
実は、お店に入る前に「メニューを一度見せて」「店内が居酒屋っぽくないけど食べられる?」「安いところで探してて」「結構うるさいよ」など店頭にいた店員さんとやり取りしていたんです。
店員さんは大丈夫の一言だけで僕らを案内してしまった訳ですが、それが失敗なんです。
商売をしていたら来るもの拒まずというのはありますが、それはお客様がターゲット外であっても進んで来てくれた場合のことで、迷っていたところを手を引いて招き入れて選択ミスを誘発させては良くありません。
今回は居酒屋という次に行かなければ良いだけの話ですが、もっと大きなお金を動かすご商売の場合にはもっと気をつけなければいけませんよね。
お客様をミスリードさせないためにもお客様層を明確にしておきましょう。
ちなみに料理は美味しかったですよ、そこのお店。仕事終わりにまた利用したいと思います。