昨日の記事では、シンプルな情報伝達とはどういう事を指すのかについて触れてみました。
今日は、「比較」について考えていきましょう。
インターネットで情報を探す人が増加した要因は、簡便性に優れている事にありました。
誰でもいつでもすぐに探したい情報を見つける事ができるインターネットです。
これが全ての前提に立っているのをまずは忘れないようにしましょう。
ホームページを作った際に、折角見てもらえたならば競合ではなく自分のところを選んでもらいたいという気持ちになるのは、至極当然の事です。
実際にそうしてもらうためには、直帰率や離脱率を改善していこうという考えになっていきます。
これはこれで間違いではありません。成果を上げる為のとても良い取り組みだと思います。
しかし、いくら直帰率や離脱率を改善したとしてもユーザは必ず他のサイトと比較します。
または、すでに自分の知っている情報や経験と比較をしているのです。
比較される事を意識した内容として、サービスや機器のスペック一覧表を用意したり、旧製品などとの対比率を出したり色々するのを見かけます。
比較には、このように商品だけに焦点をあてるケースもあれば、その商品を取り扱っている会社全体から比較するケースがあります。
ウチの製品は優れているのに選ばれないといった場合には、会社全体で比較された時に選ばれづらくなってしまっているのかも知れません。
また、いくらビッグネームの会社であっても著しく他社商品よりも劣っていたら土俵に上がれないのも確かです。
比較というのは、売り手が思っているほど簡単にコントロールは出来ません。しかし、ユーザの頭の中が覗ければ話は違ってきますよね。
選択時には何を基準にしているのか、その基準からユーザ群を浮かびあがらせ、ユーザには比較してもらう事を前提にした上で、商品の優位点を正しく知ってもらい評価してもらいましょう。
分かりやすい例として温泉選びを挙げてみましょう。
温泉と言っても色々ありますよね。
温泉に詳しい人は、源泉かけ流しでなければ選ばないとか、腰痛に効くあの温泉成分でなければ入る意味がないとか様々なこだわりがあります。
逆に、何も知らない人にとっては脱衣所が綺麗、露天風呂が広い、交通の便が良い、テレビで紹介されていた、食事がおいしそうなどといった表面的な部分に判断基準がありそうです。
こういう人は、食事や建物も温泉とセットなんですよね。
自分で温泉を持っていたとしたら、どういう人に向いている温泉なのかきっと考えるはずです。
玄人好みなのか素人好みなのか、ファミリー向けなのか個人向けなのかなど。
そこで市場規模を検討した上で顧客の選定をすることになるんですよね。
この顧客の選定をしているからこそ、他との比較が作れるようになります。
他所と優位点がかぶっていなければ、その顧客にとっては「ここだけなので押さえておきたい」となりますし、他所と比較してみて「どっちにしようか迷う」となった場合には、選ばれる基準点が明確かつ魅力的に記されていた方に分があります。(オーバーだったり、嘘はいけませんよ)
ユーザに正しく比較をしてもらうためにはユーザの頭の中にある選定基準を知る事から始める必要があります。
次回は、考えこまさないことについて書いていきます。