先日、家族と食事をしていた時のことです。
次女(4歳)が急に「ヨドバシカメラって色々なものがあるんだよね?行きたい!」と言い始め、「まあるい緑の山手線~♪」と歌い始めました。
一見、ほのぼのとした良くある光景かと感じるかもしれませんが、僕は違います。
ヨドバシカメラのブランディングの凄さをまざまざと感じた訳です。
今振り返れば、僕も確かに小学生頃にはこの歌を耳にして口ずさんでいた記憶が残っています。そして、乗降客の多い駅周辺に出店するレールサイド戦略にまんまと嵌り、今でもヨドバシカメラには月に1度のペースで足を運んでいます。もちろんポイントカードも財布の中にしっかり入っています。
10年程前、当時僕は、池袋に住んでいたこともあり「ビックカメラ」もよく利用していましたが、ビックカメラといえば「ここが安さのビックカメラ!」でおなじみです。しかし、ヨドバシカメラや当時のサクラヤなどと価格比較をしてみると、金額は対して変わらない傾向があったため、そんな大きな声を上げて言うほどでは無いなと感じたのを覚えています。
その点、当時のヨドバシカメラは、立地の利便性を伝えることに集中したCMを流すことで拠点を明らかにして、新宿西口イコールヨドバシカメラとなるような再生認知に役立てています。
また、同形態の量販店が安売り感をジャンジャン出していたこともあり、ヨドバシカメラにも勝手に安いイメージを持つようになりました(ヨドバシカメラが大安売りしているCMは記憶に残っていません)。そして親しみやすい頭の記憶に残っているCMメロディが自分とヨドバシカメラの距離を近づけているようにも感じます。
テレビCMは、認知媒体となるためある程度認知が広まった段階で、伝える内容伝え方を変えていくことが良い費用対効果に結びつきますが、将来の顧客(=子供)に認知させ続け、早い段階から顧客作りをしていくことも極めて重要といえます。子供でも口ずさめるメロディを用いてCMを流し続けるというのは、他では中々お目に掛かれません。
中小企業の場合には、テレビCMを出すこと自体が難しいですが、子供と限らず将来の顧客を作るためにはどうしていけば良いか考えて行動することは出来そうです。
主観を多分に含んでいますが、子供が口ずさんだ歌一つでこうやって考えてみるのも楽しいものです。