昨年、本市は安定した除排雪環境を進めていくため、雪対策基本条例を制定しました。雪だし行為、違法駐車は除排雪作業の妨げになるばかりでなく、救急、消防車両の通行に支障をきたすなど、道路交通法違反にも該当します。

 この度の事件も条例に基づき、作業員が注意したところ逆上され暴力行為を受けたものですが、理不尽な暴力は決して許されるものではなく、暴力には毅然として対応して参りたいと存じます。
 このような事件がおこると作業の萎縮が起こり、市民の安心安全や経済活動の低下を招いていしまいますし、最終的にさらなる人材不足に繋がることも考えられます。事件に至らないまでも胸ぐらを捕まれたり、行き過ぎたクレーム等で業務に影響が出ている例もお聞きしています。
 
 急な温度上昇から、一転雪景色、氷点下とまだまだ冬が続きます。旭川市の年間降雪日数は平均して152日と日本一を記録しているまちでもあります。雪との共生が求められる北国旭川にとって、除排雪向上は終わりなき闘いです。

 私共行政も事業者の皆様と連携し除排雪向上に引き続き取り組んでまいりますので、市民の皆様におかれましては、ご理解ご協力を賜りますようお願い申し上げます。