欲を使って再起動、『キング・オブ・シーヴズ』 | 平平凡凡映画評

平平凡凡映画評

映画を観ての感想です。

【タイトル】『キング・オブ・シーヴズ』

【評価】☆☆☆(☆5つが最高)

【監督】ジェームズ・マーシュ

【主演】マイケル・ケイン

 

 

【あらすじ】

 裏社会で名を馳せたブライアンだが、年老いて一人寂しく暮らしていた。そんなある日、ブライアンに大掛かりな金庫破りの話しが持ち込まれる。

 

 

【感想】

 かつて犯罪者だったおじいちゃんたちが、大胆な金庫破りを実行するというストーリー。老人パワーをコミカルに見せつける内容をイメージ。確かに前半は、自虐ネタ全開で喜劇調の展開を見せ、和やかなムードだった。しかし中盤以降映画は一転、人間の浅はかさや強欲といったものを見せつけられる。ストーリーも停滞気味で、期待していた爽快さは得られなかった。それでもラストに出てくる、出演者たちの若い頃の映像にハッとさせられる。みんな若かった。歳月恐るべし。