枯れていくロッキー、『クリード 炎の宿敵』 | 平平凡凡映画評

平平凡凡映画評

映画を観ての感想です。

【タイトル】『クリード 炎の宿敵』

【評価】☆☆☆(☆5つが最高)

【監督】スティーブン・ケープル・Jr.

【主演】マイケル・B・ジョーダン

【製作年】2018年

 

 

【あらすじ】

 チャンピオンとなったクリードは、父親を殺したドラゴの息子ヴィクターからの挑戦を受け戦うことに。だがセコンドにロッキーの姿はなかった。

 

 

【感想】

 「ロッキー」シリーズを上手く絡め、因縁の対決を演出している。かつて激闘を演じたロッキーとドラゴを脇に据え、ロッキーの弟子のクリードと、ドラゴの息子ヴィクターがリングに上がる。往年のファンと新たなファンを獲得しようとする試み。誰もが予想するラストに向けて、懸命にエピソードを重ねていた。家族愛を真ん中に置いてのドラマ展開は、さすがにちょっと陳腐ではあったが、ファイトシーンの盛り上げ方はさすが。ボクシング映画は前に進んでいる。