こんばんは。

いまあつです。

 

今回から章が変わり、台風情報について説明します。

 

先週、台風15号が関東地方を直撃しました。

本来ならば、その台風が直撃する前に説明するべきだったかもしれませんが、

今後も台風が接近する可能性は十分にあるため、今回の説明は重要です

 

 

台風の予想進路図の例

 

図:2019年台風15号の予想進路図(気象庁HP)

 

上の図は、関東地方に大きな影響をもたらした2019年台風15号の、予想進路図です。

上の図のような台風進路図を見たことがある人は多いと思います。

このような進路図は気象庁HPの他、テレビ番組で見ることもあります。

(放送局によっては形式が微妙に異なるかもしれません)

 

 

台風の予想進路図の説明

 

図:台風進路図の説明(進路図は気象庁HPから引用、説明は私が追加)

 

台風情報の説明を以下に書きます。

 

・強風域(黄色の実線円)

強風域は、風速15m/s以上の風が吹いているか、地形などの影響がない場合に吹く可能性のある範囲です。

(※)風速には平均風速(10分間平均の風速)と瞬間風速(3秒間平均の風速)の2つがありますが、単に「風速」といった場合は平均風速を意味します

 

 

・暴風域(赤色の実線円)

暴風域は、風速25m/s以上の風が吹いているか、地形などの影響がない場合に吹く可能性のある範囲です。

中心風速が25m/s以下の台風については暴風域が存在しないため、強風域のみが表示されます。

 

 

・予報円(白色の破線円)

予報円は、予報した時刻に台風の中心が70%の確率で入る領域です。

逆に言えば、予報した時刻に、台風の中心が予報円内に入る確率は70%です。

 

また、予報円の中心を結んだ線が白色の破線で示されることもあります

台風はこの白い破線に沿って進む可能性が最も高いです(白い破線が、最も確率の高い台風進路)。

しかし、台風がこの白い破線に沿って進むとは限りません。もっとも、台風が予報円の外側に進む確率も30%あります。

 

 

・暴風警戒域(予報円の外側にある赤色の実線)

暴風警戒域は、台風の中心が予報円の中に進む場合、暴風域に入るおそれのある範囲です。

ただし、中心風速が25m/s以下の台風には暴風域が存在しないため、

中心風速が25m/s以下と予想されている時刻については、暴風警戒域が省略されます。

 

その他、現在の台風の中心位置が×印で、過去の台風の進路が青色の実線で表示されています。

 

 

一度にたくさんのことを説明しましたが、これらの内容は、台風情報を見ているうちに自然と身に付きます。

台風情報の意味を理解するためにも、実際の台風情報を見ることは重要です。