今でも忘れられない恩師の言葉は色々あるが、そのひとつが、

「百調べて一(いち)書け」

である。

 

 ひとつのことを確信を持って書いたり発言したりするには、100の裏付けや情報が要る。例えば化学実験では、偶然の結果は意味がない。誰がやっても同じ結果が得られる再現性がなければ、意味がない。

 

 裏付けや根拠がない情報は、デマとかハッタリなどと呼ばれる。

 

 人は、目先の利益に目が眩んで、裏付けも根拠もないことなのにも関わらず断言してしまうことがある生き物である。自戒を込めて、気をつけましょう。