６月は
父の遺品整理と
実家の片付けをするという
私にとっては大きなお役目がありました
「決して無理をせず
捨てられないものはそのまま
置いておけばいいよね」と母と相談し
手紙類、父が書いた文字が残っているもの
聞くこともないであろうカセットテープ類もそのまま
保存することに
これらには私たち家族の大切な思い出が
刻まれているのです
父は単身赴任で２０年ほど
私たちを日本に残し海外に行っていました
高度成長期を支えた企業戦士と言われる世代です
当時は
父との連絡手段はエアメールか国際電話しかありませんでした
普通の家庭から見ると
手紙がたくさん残っている方だと思います
またカセットテープの中には
私たちの幼い頃の何気ない日常が録音されています
父は海外で
子どもたちの声が聞きたくて
一時帰国した際には
こっそりと録音機を仕掛けていて
私たち兄弟の日常や
家族でご飯を食べている時の
何気ない会話を録音していたようです
そして
海外で聞く家族の声が何よりも楽しみだったようです
心の拠り所だったのだと思います
家族の何気ない日常会話
父が大切にしていた家族との絆が詰まった
もう聞くこともないカセットテープ
７月３日に家具や本棚
パソコンラックなどは不用品回収業者に
引き取りに来てもらいますが
細かな遺品整理と心の整理
まだ少し続きそう
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キャリアカウンセラー
岩岡まさみ
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