みなさま、こんにちは、こんばんはニコニコ

今日は息子のこと…というか、私達家族もいつか直面するお話しについて…

ちょっと真面目に書いてしまいましたキョロキョロ


※今回私が書いてるのはうちの息子のような重度な障害の方の場合…で、障害といっても自活できる軽度の方もいらっしゃいますので、全ての方に当てはまる訳ではない…ということを注釈しておきますねニコニコ



この前、気になっていた映画をプライムビデオで見ましたニコニコ



自閉症の息子とふたり暮らしで、自分も老いてきて、いよいよ息子をグループホームに入れる…というお話。


自閉症の息子役が塚地さんなんだけど、実際に自閉症の方と関わってちゃんと役作りされたんだろうなと思わせる、演技のうまさでしたびっくり


この映画の設定では、グループホームが住宅街にあって、そのご近所さん達と揉め事が度々あるんですね。

グループホームの利用者さん達の言動だったりが住民さんを怖がらせてしまったり、夜も奇声とかがうるさくて迷惑になってたり…

確かに、知的障害や発達障害の方の動きって独特だし(うちの息子もそうです)、普通の生活を送ってる人からしたら「異質」なものだと思うんです。映画でもそんな感じで出てきます…


知的障害や発達障害のある人たちは、その場の空気を読むとか、周りに合わせる…とか、社会一般の人たちが自然にできてることが出来ないんですよね…

だから、静かーな場所で急に大きな声を出したり、おとなしく座ることが出来なかったり。

体は大きくて大人だけど、精神的、知的には小さい子供なんです。

そう思うと、その異質な行動も腑に落ちませんか?

街で、あっ、障害のある方かな?と気付く場面あると思います。

そういう時に、あたたかく見守ってもらえると嬉しいなーと思いますおねがい

微笑んでくれたら…それだけでこちらはあったかい気持ちになれますおねがい


たまーに今でも息子を連れていて、その動きが面白いのか、笑われたり、コソコソと何か言われてるなーみたいなのを感じて悲しくなることもありますショボーン

そんな時、息子のことを恥ずかしいと思ってしまう…そんな自分が嫌になります…息子は何にも悪くないのに…えーん

もっと強くならないといけませんね…


あっ、なんか脱線しましたねキョロキョロ

結局、映画の中ではその自閉症の息子さんは色々あってそのグループホームを退所して、自宅に戻るんですが。

母親の気持ちとして、自分も老いていくし、自分亡きあとのことを考えると、グループホームに入って生活して欲しいと思うんですが、気持ちとしてはやっぱり息子とずっと一緒にいたいのだなと。


なんか見てて、私も色んな想いが駆け巡って、涙、涙…でしたえーん


支援学校もですが、住宅街や街中ではなく、ちょっと郊外にあることが多いと思います。息子の通っている支援学校は住宅街にあるので珍しいんですが。

障害者施設って地域との関わりが大変だから、敢えて初めから郊外に作るんでしょうかね…

なんかうまく言えないんですけど、健常者の世界と障害者の世界と、分けたほうがお互い平和に生きていけるのかもしれない…と思うこともあるんですね。

私自身、障害者の世界にいて、周りも障害者でっていう環境にホッとしてしまったり…

理想は、健常者の世界の中で障害者も一緒に地域で生きていく…インクルーシブなんですが。

なかなか理想通りにいかないのが現実ですね…

我が家も、旦那さんに単身赴任してもらって同じ地域でずっと生きていくのが、息子にとってはいいのではないかと…度々考えるんですが…

息子はお父さんが大好きラブなので一緒にいることを選びました照れ

あと数年で地元に帰る予定ですし、そこから色々構築していってもいいのでは…と思っています。


インクルーシブな世の中になるためには、人の心が、そのちょっと異質なものを受け入れていくことが大切で…

でもぶっちゃけなかなか受け入れられないと思うんですよショボーン怖いとかそう思う気持ちってコントロールできるものではないし、例えばそういう施設が自宅の近くにあったら…

普段の生活に関わってくるので、この映画のようなことが現実世界にも起こってくるんだろうなと思います。

でもそれって、責められないな…と思います。グループホームに入っている利用者さんがどんな人で、どんな特性があるのか…を知ることが出来れば…少しは住民の方も理解してもらえるのかもしれませんが…


私も息子が生まれるまでは障害のある人と関わったこともなかったし、街中で見掛けるとちょっと距離とってたし…

当事者になって初めて、いろんな障害があるんだな…と知りました。

やっぱり知ること、知ろうとすることって大事。


難しいですね、こういうことを考え始めると、あー!!ってなります(笑)不安

親もそれぞれ考え方も違うでしょうし、私はこう思うけど…それは違うよーって思う方もいるでしょう。

障害の程度やその状況によっても違うでしょうし。


でも、結局思うところは、みんながちょっとずつ、あーこういう人達もいるんだ、って分かって欲しいかなって。みんな違ってみんないいんです。


「親なきあと」は障害のある子を持つ親にとって、最大の懸念事項だし、そのことを考えると、とってもナーバスになってしまいます…私は真顔


息子が楽しく、穏やかに、暮らしていけるような施設を見付けることが、私のこれからの人生の宿題だと思っています照れ


でもでも!私自身の人生も諦めませんよー!口笛


この映画、もし機会があれば見ていただきたいなーと思いますニコニコ