いくつかの駅を、通りました。
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指定された駅に、着きました。
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京太郎たちは、ささっと、降車しました。
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天気は、良くないです。
どんより、曇って、硬い、冷たい雪が、降っています。
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風景も、殺伐としています。
家が、数軒、あるだけです。
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ここ、ね!
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2階建ての、1軒屋です。
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玄関の、ドアを開けて、中に、入りました。
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当たり前ですが、真っ暗です。
3人とも、当然、夜目は、効いています。
まったく、問題、ありません。
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部屋が、明るく、なりました。
京太郎が、電気のスイッチを、入れたからです。
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ほとほとに、必要なものは、揃って、いますね、
ええ。
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2階に、行くわ!
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階段は、至って、普通の、階段です。
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何かが、変です。
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2階に、着くはずなのに、踊り場に、なっています。
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3人は、もう少し上まで、階段を登りましたが、結果は、同じでした。
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これは・・
無限回廊!
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厄介な罠に、引っ掛かったものね!
はい。
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無限回廊は、無数の精霊によって、作り出されています。
マリアが、言った。
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事実上、脱出不可能って、ことね!?
はい。
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透華は、両手の人指し指と、親指を、顔の手前で、合わせました。
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妖精で、隙間なく、びっしり。
これじゃ、どんな魔法も、力技も、ダメね!
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魔法を、掛けた本人が解くか、この家の外から、働きかけがない限り、この無限回廊を、私たちは、出られない!
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外からの働きかけなんて、異邦人の私たちには、期待しようもないし、これはもう、どうしようもないわね!
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3人は、階段の、それぞれの高さに、座り込みました。
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ここで、即身成仏とか、ですか?
嫌ですよ!
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私も、マリアも、嫌よ!
でも、どうしようも、ないじゃない。
はい・・
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12分ほどが、過ぎました。
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ヒュー・・
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これは、風!?
それに、硬い、冷たい、小さい、悲しい雪が、混じっています。
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ピシッ!
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あれ?
俺たちって?
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外に、出ちゃったわね!
誰が、助けてくたのかは、知らないけど。
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さっさと、駅に、戻りましょ!
はい!
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誰でしょうね。
アスカ!無限回廊!
そのうち、放送予定!お楽しみにー!!