PSY・S(サイズ)というバンドが今でも好きで、よく聴いたりライブのYouTubeを見ます。「ファジィな痛み」とかイイですね。


 ところで、今に始まったことではないのですが、よもぎねこ先生の住んでる自治体では、今後の人口減少と財政を見据えて、公共施設を減らしましょう、学校を統合して再編しましょう、ほかいろいろ考えていきましょうという流れが進んでいます。一言でいえば今後の先細りを見据えましょうということで、それはまあ仕方ないことで、反対の意向もないです。


 これは地方と都市部では格差がある流れでしょうね。夜、寝る前などふと思うのですが、中高生の頃に行ったCDショップもなくなり、ゲームセンターもなくなり、ボーリング場もなくなり、同級生の家もなくなり。農協も銀行も統合でなくなり、飲食店もなくなり、以前はあったコンビニもカラッポの廃店舗ばかり。中高生の頃、自転車に乗って遠くまで行っていた思い出の地はことごとくない。つまり青春の思い出の場所はないんだなとしみじみ思います。それがあった場所は借り手もない空き店舗か更地になっています。


 もっというと加齢により、同時代を過ごした仲間も少なくなっていったり、遠くへ引っ越して住んで、今よりもっとこれからいなくなるんだよなあとしみじみ思います。トシをとれば取るほどに、身近だった誰かしらがどこかで天国へ行ってしまうものです。


 どんどん都市開発、再開発されてにぎやかになる地域もあれば、どんどんしぼんでいく地域もあると思います。人口減少が深刻なのは東北や新潟など北のほう、特にその日本海側だと思います。移住を促し人口を増やすとスローガンをかかげても、魅力がなければムリなわけで、移住して住むってことも根本的には人口が少なくなるわけで、ともすれば各自治体で貴重な移住者の取り合いみたいになるのか?とも思います。


 子ども時代や10代の思い出をさかのぼり、今と対比すると、いいようのない不安というか胸苦しさというか、言葉にしづらい痛みがこみあげてきて、ファジィな痛みを思い浮かべます。


 これがホント、場所によるんですよね。タワマンがどんどん建ったり、駅前が開発されたり、充実するところもあれば、高齢化率がスゴくて先細りのところもある。よもぎねこ先生は後者のところに生まれそこにまだなんとなく居るんですが、、、 生まれたところを悔やむでも呪うでもなし、日本のいろんな地域はどうなるのかなあと思いますねえ。


 高校時代、同級生がある日突然バイク事故で亡くなったり中退したり、小学校の頃、親の都合でクラスメイトが突然転校したり、職場で突然会社を辞めたり辞めさせられたり、いろいろあるものです。ある日突然、居た人がいなくなることが今までもあり、これからもあるのかもしれませんねえ。