くも膜下出血が起こる「前兆」には、「血圧の乱れ」と「強い頭痛」が挙げられます。くも膜下出血では、この2つの症状が、発症する数日前からくり返し見られる傾向があります。「血圧の乱れ」と「強い頭痛」が見られるということは、頭のなかにある動脈瘤から、少量の出血(マイナーリークと呼ばれる状態)があり、動脈瘤が神経を圧迫して、くも膜下出血の軽度の症状が起こっている可能性が考えられます。

頭痛は「急にズキン」とくる強めのものを、数回感じたら注意が必要です。これは「警告頭痛」とも呼ばれる症状です。警告頭痛が数日間で何度かくり返されたあとに、大きな頭痛に襲われ、くも膜下出血の大きな発作を起こす例が少なくありません。

ほかにも、
(1)目が痛む
(2)ものが二重に見える
(3)めまいを感じる
(4)吐き気をもよおす
(5)体がだるい
(6)頭がボーッとする
などの症状が合わせて見られるでしょう。これらは、一見すると風邪の症状に似ています。


引用:健康と病気のお役立ち情報 ホスピタクリップhttps://www.hospita.jp/medicalnews/20180719n/